【1】OB訪問のための準備仕方①:事前の企業研究

まずは絶対にしておくべきことは「企業研究」である。
企業研究の程度は、その企業の採用ホームページに書かれていることで十分だ。
ではなぜ企業研究が重要なのかと言うと、理由は2つだ。

1つ目は、「必要最低限の評価を得るため」だ。
基本最低限のことすら知らないと「お前本当にうちに興味あるの?」「わざわざ時間割いて来ているのに、そんなことすら知らないの?」というように、最低の評価を得となってしまう。
必要最低限のことを質問してもリクルーターは優しく教えてくれるだろう。しかし内心では「この学生に企業理解度=志望度低い」という評価になっているので、注意してほしい。

2つ目の理由は「評価を高めるため」だ。
評価を高める志望研究の仕方とは、調べた内容から自分なりに仮説を組み立てて「御社は○○ですよね?」とか「私はホームページの○○という所を読んで、御社で活躍する人の特徴は○○だと思ったのですか、どうでしょうか?」という質問をすることだ。これが出来れば「おお、この学生はちゃんと調べているな」「よく準備をしているな」という高い評価になる。是非ともそのような質問が出来るように企業研究をして欲しい。

【2】OB訪問のための事前準備②:その時点でのベストな志望動機を考えてから挑むべし

2つ目はその時点での最大限の志望動機を考えておくことだ。
もちろん就職活動を開始したばかりで難しい思う人もいるだろう。しかしあなたがその企業にOB訪問をしたいと思っているのは、少なからずその企業に興味があるからだ。なぜ興味あるのかだけでもよいので、それをまとめて欲しい。

その理由は「次のOB訪問のチャンスに繋げるため」である。
恐らくリクルーターとのOB訪問であれば、必ずあなたの志望動機に対して「フィードバック」を得られるはずだ。「ここをもっと深堀してきて」とか「今の志望動機だと本当に志望度が高いか伝わらない」というようなフィードバックである。

それはつまり「次回までにそこを改善してきてね。宿題ね」という意味だ。
その宿題にどれだけちゃんと取組むかを見られている。
そして宿題を順番にクリアしていけば最終的には裏選考へのチケットが貰える。

逆に言うと、こうしたチャンスをつかむ機会がないと裏選考へも進めない。あなたの本当の志望動機を考える機会にもならない。OB訪問であなた自身の成長とチャンスを掴めためにも、是非とも志望動機を準備しよう。

【3】OB訪問のための事前準備③:事前に質問を準備しておくべし

最後は事前に質問を用意してことだ。
これは最初の企業研究の部分でも書いたことであるが、ここではもう少し詳しく説明しよう。
どのような質問を予め用意しておくべきだろうか?それは「企業研究してわからないこと」である。

●実際の労働時間
●出世タイミング
●自分のやりたいことが実現できるかどうか

出来れば上でご紹介した「仮説からの質問」をして欲しい。しかしOB訪問では基本的に本当に聞きたいことを質問して良いだろう。ただし質問する時のポイントが1つだけある。それだけは覚えておいて欲しい。

それは『必ずその質問をした根拠を話すこと』である。

先の3つの質問であれば、「なぜ労働時間に関する質問をしたのか」「なぜ出世タイミングを気にするのか」「なぜあなたはそれを実現したいのか」という根拠を明確にすることである。それが出来ないとあなたの納得する回答を得られないだろう。それではあなたにとっても有意義なOB訪問が出来ない。
そしてリクルーターからも「この学生は何で我が社を志望しているのだろう?」と思われてしまう。つまり高い評価を得られなくなってしまうだろう。

OB訪問までに質問を用意する理由はアピールするためであり、あなたにとっても有意義なOB訪問の時間を過ごすためである。そのために必ず「質問の根拠=質問の目的や意味」を考えて、リクルーターに伝えるようにして頂きたい。

おわりに

以上がOB訪問までに準備しておきたい3つのことだ。
いかがだっただろうか?最初は少し手間がかかり大変だろうが、企業研究や志望動機などは始めに作ってしまえばその後が楽になるし、質問の容易も慣れれば簡単に行なえるようになるだろう。
そしてなによりも、そのちょっとした手間があなたにとって有意義な時間を過ごすために大切なのだ。
さて次回は「当日OB訪問を有意義に過ごすための方法」をご紹介していこう。

「服装はどうしたら良いの?」
「カフェでごちそうになったら、お金はどうすれば良いの?」
「御礼メールはしたほうが良いの?」

という素朴な疑問にもお答えしていく。是非こちらも読んで欲しい。

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