専門知識や技術を生かせる仕事

理系が就活に有利といわれる理由の1つには、学生時代に学んだ専門知識や技術がないと仕事ができない、即戦力とならない業種や職種があるためです。
たとえば、車や電気機械、電子機器などを開発する、製造するといった仕事や、建築設計をする、医薬品の開発や製造をするといった職種に何の知識も技術も、資格も取得していない文系の方が応募しても成功する術がありません。
いかに企業が入社してからOJTを行って人材を育てるとはいえ、大学や専門学校を出た方に求めるのはゼロからのスタートではなく、学生時代に学んだことを生かしてのスタートラインなのです。

専門知識を生かしながら幅が広げる

専門知識や技術が活かせる、いわゆる研究開発職や技術職、エンジニアといった職種だけでなく、理系には文系の方にも志願者が多い業種や職種まで幅を広げることができ、なおかつ、企業にとってもメリットがあるため重宝されます。
たとえば、車や各種機械、医療機器や住宅などの販売の営業職には文系の方も応募でき、採用もされます。
機械に関する専門知識や製作できる技術はなくても、製品の特長を学んで人に説明して売ることはできるからです。
もっとも、営業職も理系の方が有利になるケースは少なくありません。
トーク力やコミュニケーション力では文系の方が得意であるケースもありますが、これは個人の能力や性格の問題で、文系、理系問わず得意な方、不得意な方もいます。
専門知識や技術があれば、お客様にもより詳しい説明ができ、難しい質問をされてもその場で直ぐに答えることもできます。
お客様により安心と納得を与えて営業成績も伸ばせ、場合によっては販売後のアフターフォローや修理まで営業担当者がサポートできるので、お客様も便利であるだけでなく、企業にとっても営業職と修理担当者やフォロー担当者を別々に雇わずに済み、人件費なども抑えられるメリットがあります。

一見文系向けの仕事も理系が得意なことも

技術や知識が営業などの仕事にも生かせ、企業にとって人件費を抑えられる存在である理数系の方は、一見文系向けの仕事と思われる経理や財務、コンサルティングなどの仕事も実は得意です。
数字に強く、計算能力に長け、細かい作業を得意とし、コツコツ黙々作業も得意な方は、文系向け職種も内定を勝ち取る可能性があるのです。

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