恋人の言動を許せてしまう2つの要素とその違い。

お付き合いが始まって間もない、ラブラブの時期というのは、恋愛感情が何よりも最優先されている時期でもあります。この時期、何が一番スゴイかというと、相手の言動全てを許せてしまうということです。多少のワガママやムリなことも、笑って許容できてしまいますよね。

でも、そういった相手の言動を許せている事項の中にも、実は2つの要素があって、 「尊敬心から許せている事項」と、「単にラブラブだから許せている事項」の2つがあるはずなのです。前者の場合は、相手の言ってることがよく分からないけれど、頑張って理解できるようになろう!という受け止めで前向きですけど、後者の場合は、ラブラブの時期が過ぎ去ってアツさが冷めてくると、ケンカの種になりますよね。いわゆる倦怠期です。

会社を安易に辞めないための努力とその意味合い。

ここでようやく会社の話にくっつけますが、就活をやっている時期というのは、会社の内側まで垣間見ることが出来ません。しかも学生の知識や経験では、仕事のすべてを理解することもできません。分かっているのは、あくまでも会社の上っ面の姿だし、仕事の表面上の部分。上っ面の部分や表面上の部分は、学生が憧れて好きになってくれる要素が満載です。つまり惚れ具合は一途ってこと。この会社に入りたい!という気持ちは、入社前に膨れ上がってきます。中学高校時代に、アイドルに恋するみたいなものです。

しかし、憧れから来る惚れ具合だけでは、就活では会社の現実、内側の姿、仕事の泥臭さなど見えなかった部分が、入社後にだんだん分かるようになってくると、気持ちも冷静になっていきます。入社前はあんなに憧れて好きだったのに・・・。

こういうことは誰でも必ず起こります。そこで踏ん張って長続きするかどうか?は努力が必要。これは恋愛でも一緒です。冷めてきた気持ちを維持していくには、お互いの努力しかありません。

就職も恋愛も努力が必要なんですが、ここで努力の意味合いも考える必要があるかなと思います。

「向上心」と「不必要な我慢」を混同しないこと。

相手の尊敬する点を少しでも見習って近づきたい!という努力は大いにすべきで、これは会社でも一緒。会社に対する忠誠心や愛社精神、組織への帰属意識、そして認められたい!という意欲は絶対に必要な要件で、これがあるからツライ仕事も続けていける訳だし、嫌な先輩や上司にあたって人間関係で苦しんでも、今に見てろよ!という向上心になり、それが高められていく訳だから。ここでいう向上心は努力と同意義です。

一方で、相手の嫌なところや合わないところを見せられたり、自分勝手でワガママな振る舞いをされても、自分さえ我慢すればいいんだ・・・ここは耐えよう・・・と考えることは絶対に努力ではないと思います。相手を甘やかしているだけ。それでは相手が調子に乗って、ますます自分勝手になるだけで、肝心の自分自身の成長が見込めなくなるし、精神的にまいっちゃうし、だいいち時間がもったいない。恋愛は付き合うことで自分が刺激を受けて成長できないと、あまり意味がないから。

このように、同じ努力すると言っても、「向上心」と「不必要な我慢」の2つをごちゃ混ぜにしてしまうと、恋愛感情が冷めたときに感情のバランスが取れなくなってしまうのではないでしょうか?それですぐに別れてしまったり、悲しい想いをしたり、となるのでしょう。

会社選びと恋人選びで大事な共通点。

会社選びと恋人選びは、その点で非常によく似ています。どんな会社でも、合わないところが出てきます。そのときに、自分を高めるために今を頑張ろう!と思えるためにも、企業研究の際に、できるだけその会社のどんなところに惹かれるのか?ということを多く挙げていくことが大事。そうすれば、現実の壁にぶち当たっても、それを頑張って超えてやろう!と思えるようになります。

それを中途半端にして、憧れという勢いだけで走ってしまうと、入社後に不必要な我慢をしないといけない状態になります。まあ仕事の場合は、それでも耐えることで展望が開けることもあるのですが、万一すぐに辞めてしまったら、就活の真のゴールにはたどり着けないですからね。

新規会員登録はこちら
ページトップ