毒親という言葉を知っていますか?

「毒親」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
自分の価値観を押し付ける、常識がない、過干渉で子供を自分の所有物だと思っているような親のことを指します。
最近では、子供の就活にまで口を出している毒親が、子供はもちろん、企業も振り回して様々なトラブルを引き起こしているのです。
就職活動は本人の意志で行うべきであり、就活は子供の力で内定を勝ち得なくてはいけないのですが、そのことすらも毒親には理解ができないようなのです。問題なのは、毒親は「子供のためにやっている」と本気で思っていること。そして、毒親に育てられた子供も親に逆らえないという長年の関係性がこの事態を引き起こしているのです。
親を大切にするのは大切なことですが、自分の人生の大切な選択まで親に頼ったり、親の意向に沿う必要はないのではないでしょうか。

働く場所を親に決められるなんておかしいと思いませんか?

就職活動は実際に働く本人が希望を出すのが当然です。もちろん働く場所も本人の希望や適性に合わせて自分で選ぶべきでしょう。
しかし、毒親はそう考えません。
本人が内定をもらった会社を「そんな名の知られていない企業に努めても意味がない」と言ったり、
転勤がある部署に配属されることを知った途端、内定を断るように強要するケースもあります。
毒親は自分の価値観が正しいと思い込んで、「子供のため」という武器を振りかざし、結果的に子供を傷つけるのです。これらは極端な例ではありますが、毒親を持つ人達にとっては、就職活動は普通の親を持つ人以上に大変になることでしょう。
もちろん、毒親でなくても親の一言でプレッシャーを感じてしまい、就職活動に支障が出たということもあります。先に内定をもらった知人の子供の話をしてきたり、親としては良かれと思って励ました言葉が辛く感じたり、就職活動をしている人の繊細な心を折ってしまうこともあるようです。

毒親が引き起こした就職トラブル

では、実際に毒親が引き起こした就職トラブルを紹介しましょう。

一つ目は、毒親が勤めて欲しいと考えている企業に、毒親が本人になりすまして記入したエントリーシートを勝手に企業に出したということがあります。
ちなみに書類選考で全部落とされたとのことです。その中に子供が本当に受けたい企業があった場合、落胆は相当なものだったのではないでしょうか。

二つ目は、説明会などに同席すると言い出し、実際に付いてきたケースもあります。会社側からすれば「親に会社説明会に付いてきてもらわなければならない人」という判断をしますし、そんな人が会社できちんと仕事ができるとは思わないでしょう。

毒親を持つ人にとっては、通常でも大変な就職活動に加えて「親を説得する」という努力も必要になります。
人生の多くの時間を使うことになる仕事ですから、毒親に負けることなく、自分の道をしっかりと見つめてくださいね。

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