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企業研究

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シリーズ第7回 【職種研究・管理部門編】 人事部とは?(1)

シリーズ第7回 【職種研究・管理部門編】 人事部とは?(1)

人事部というのは、管理部門の中では、仕事が学生レベルでも比較的イメージしやすい部署です。何故かというと、会社のあらゆる部署の中で、学生との接点を一番持っている部署だからです。

画像引用:http://事務転職.com/category4/entry17.html

人事部の役割。

会社説明会に参加した学生が、まず最初に出会う会社の人間が、人事部の社員。だから当初は、何となく親しみを覚えるかもしれません。学生にとっては緊張するであろう採用面接も、日程の段取り調整や手配等は人事部の仕事です。学生にとっては、他の部署の仕事は見えなくても、人事部の仕事は入社前に垣間見ることができます。

人事部のドメインは、ずばり「ヒトの管理」です。もう少し細かく分けると、

①人事評価(考課)・人事異動(昇格・降格人事)・賞罰の決定
②労務管理・勤怠管理・給与(賞与)支払
③福利厚生(制度・慶弔見舞い・社宅・寮)・服務管理・健康管理
④採用(中途・新卒)
⑤従業員の教育研修

が、主なものでしょうか??教育研修については、会社の考え方によって、例えば教育担当として単独部署としている会社もありますが、これも人事部の仲間です。学生の皆さんが目にする採用業務は、実は人事部業務のほんの入口に過ぎません。もちろん、優秀な人材確保という意味では、採用業務も非常に大切ですが、それだけが全てではありません。むしろ、中で働いている社員の管理業務の方が何十倍も大変です。

人事部は合法的ルール違反からもっとも遠い部署。

管理部門の全体論のところで、恣意性のある仕事はダメだけども、状況に応じて、合法的ルール違反をするという旨を書きましたが、人事部というのは、合法的ルール違反に一番遠い部署です。役所のイメージに近いかな?とにかくおカタイ部署ですね。これには理由があります。それは言うまでもなく、人を扱っている部署だからということ。人は、会社の自己実現のための重要な財産ですが、同時に対処を間違えると、会社の成長にとってこれ以上ないブレーキ分子になります。まさに両刃の剣。

会社の成長のために、わが身を削って一生懸命仕事をしても、会社の評価で、あまりにも理不尽な評価をされると、その社員のモチベーションは当然下がります。理不尽というのは、単純にその本人が納得できない!というレベルのもの(つまり、会社は所定の人事評価制度に基づき評価したのに、本人が納得できず消化しきれていない場合)もあります。これは会社としては、一定の基準に基づき、全ての社員を公平に評価した結果であり、あまり気にする必要はないですが、仮に、特定社員に対して恣意性をもって評価した場合。これは根が深い話です。

人事部の常套句「それは決まりだから」。

人事部が、相手によって人事評価の対応を変えていたら、いくらそれが法律に抵触していないとしても、大問題です。その社員の人生も左右しかねない問題だから。そのため、人事部は規律とルールを何よりも重んじます。「それは決まりだから」が常套文句。誰に対しても、判を押したようにそういう対応を取らないと、逆に自分の首を絞めることになるのです。

・・・でも人事部というのも、会社の一員で会社の成長のために業務を行っているので、人事部の人たちは、社員の幸せを最優先して、会社の人事制度や福利厚生の充実を考えて、何とか会社を良くしようと頑張っています。でも如何せん、恣意性があること(場合によっては合法的ルール違反も)が、如実に会社の成長に反映される(つまりブレーキをかける)ので、おカタい対応をせざるを得ないことがあります。備品や事務用品などの「モノ」は、多少手荒い扱いをしても、不平不満は言いませんが、「ヒト」は、扱いに差があると、当然ながら不満や愚痴は出ます。こうなると、会社にとっても本人にとっても大不幸。

人事部が、恣意性のない役所のような仕事をするためのバイブルが「就業規則」です。これに付随して賃金や人事評価、福利厚生等の規程もあるでしょうが、基本は就業規則。これは労働基準法という法律に則って、かなり厳密に作成されます。これが曖昧で色んな解釈が出来ると、恣意性のある仕事につながってしまうからです。就業規則は、人事のみならず、社員にとっても、自分を守る重要な規則。これは入社1年目だって、定年間際の社員だって、全て一緒です。新卒を採用しようとしている会社であれば、必ず就業規則はあるはずです。だから、できれば早い段階で、目を通した方がいいでしょうね。

つづく。

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