会社概要

株式会社トプコン
(TOPCON CORPORATION)
1932年(昭和7年)9月1日
売上高:116,685百万円(2014年3月期)
従業員:3,977名(2014年3月末現在)
測量分野(測量機器、精密GPS、IT土木施工・IT農業システム、3次元画像計測システム、モービルマッピングシステム)、な眼科医療分野(眼科用検査・診断・治療機器、眼科診療システム、眼鏡器械)、どの研究・開発・製造・販売

同社は東証一部に上場する精密機器メーカーで、銘柄コードは7732、コード順では7731ニコンと7733オリンパスの間の企業です。
同社の大まかな事業領域ですが

①建設・農業の自動化部門
②GPS技術を軸とした位置計測部門
③眼科医療機器部門
の3つを展開しています。

建設・農業の自動化部門

人口増加・新興国の食生活変化などから食糧問題は世界共通の課題です
日本でも最近農業の効率化IT化に取り組み異業種の参入が活発化していますが
同社は早期から関連技術の開発で先行、2000年台初頭にコマツと建機のグローバル
制御技術(世界中どこにいても建機をコントロールし故障なども即時対応できる)
の分野で提携、コマツはこの世界初の技術で現在の世界シェアを不動のものとしました。
コマツの躍進はもはや説明不要と思われますが、世界需要が旺盛な同分野での
トプコンの成長性も折り紙つきと言えそうです。

GPS技術を軸としたポジショニング部門

創業からの測量技術の応用で高精度の3D移動体計測を
様々な分野に応用。馴染み深いところではgoogleストリートビュー
(googleの車が世界中を走って計測していますね)に同社のGPS計測のシステム
が採用されています。
同分野では国内で同業のソキアを買収、世界シェアで約35%のトップシェアを確保しています。
今後も測量機市場では3Dデータやクラウド技術を活用した革新が予想され
関連分野での同社の成長エンジンと期待されます。

眼科医療機器部門

糖尿病検査治療向け機器の分野で
米ボシュロム社と提携しグローバル展開を加速させています。
糖尿病患者は世界的な食習慣の変化からここ10年で4億人に達する急増ぶり
特に成長著しい新興国での発症が増え始めていることから今後も拡大トレンドと言えます。
国内に目を向ければ高齢化による緑内障・白内障などの領域も欠かせません。

まとめ

この10年の株価で見るとトプコンは日経平均株価と比較すると
276%も上方乖離しています。それだけ市場は成長性に注目しているという状況ですが
同様に学生の方々の注目が集まっているかと考えると、その限りではないと考えます。

10年20年30年後でも
建設・農業という長期で世界市場に絡んでいける分野
位置情報を活用した今後の技術革新に乗っていける分野
医療機器での堅調な需要を取り込める分野
これら話題性だけでなく実需が期待できる事業を有しています。
1社でこれだけの成長ドライバーを持つ企業は非常に稀であり魅力的企業なのです。
このように世界を相手に戦える技術を持った企業は日本企業にはまだまだ有ります。
是非自身の目で様々な企業を見て、就職活動を実りあるものにしていきましょう。

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