気になる企業の初任給を調べよう

あらかじめ受けたい企業が決まっている時や、職種で求人を絞っている時に気になるポイントが初任給です。
企業別の初任給を知る為には、私は「就職四季報総合版」を活用していました。
上場企業の平均初任給額から、実際に支払われた金額の高い企業のランキングまで掲載されていたので、自分の知っている企業から、これから受けたい企業までどのくらいの金額が支払われているのかが把握できました。
初任給が高い企業はとても魅力に感じると思います。
けれども、この額面だけを見るのはとても危険な事を、私も自分自身の就活を通じて痛感しました。
初任給だけでなく、企業を選ぶ基準としてみたいのが、その後の昇給率です。
昇給率とは、その後の給料の増加率を数値に表したものです。

昇給率とその他の基準

例えば、同業他社の場合A社は初任給が高く、昇給率が低いとします。
一方でB社はA社よりも初任給が低くても、その後の昇給率が高いとします。
その後、30歳、40歳とその企業で仕事を続けていくにつれて、最初はA社の月収の方が高くても、年数の経過と共にB社の月収が高くなり、ついに逆転現象が起きる事となります。
その為、いくら初任給が高くてもその後の昇給率が低ければ、新卒の時から給料があまり変わらない、といった事になる可能性も高いのです。
この、企業ごとの昇給率も「就職四季報総合版」に記載されています。
また、年収の高さも業種や業界によって異なってきます。
他の業種から見ると初任給が高くても、同業種と比較すると低い事もあります。
同業種に就職した同期と比較して、自分の給料がなぜか低かった、という事が起きる可能性もあるのです。
この事態を避けるためには、その業種の年齢別の平均年収額を把握しておくのがお勧めです。

働きやすさもポイント

他にも、企業を選ぶポイントして私が気を付けたのが、その会社が働きやすい環境にあるのか、という事です。
その為に、有給休暇消化率や離職率も一緒に調べました。
有給休暇消化率が良い会社は、初任給が低くても、その分一日当たりの給料で換算すると給料は高くなりますし、何よりお休みが取りやすいのは嬉しいポイントです。
そして、離職率が低い企業は、社員の方が長く働ける良い環境が提供されているという事が分かります。
初任給だけでなく、色々な基準を参考にして、就活を成功させて下さい。

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