「教師」という仕事

皆さんは小学校から大学まで、好きな先生はいましたか?
もし好きな先生がいたとしたら、なぜその先生が好きだったのでしょうか。
好きだった先生は勉強を教えてくれる人でしたか?
 
 
皆さんは「教師」という職業はどんな仕事をする人か知っていると思います。
もちろん、文部科学省の指導要綱に沿って生徒に授業内容や集団生活について教えることが仕事です。
 
 
考えてみてください。
好きだった先生は勉強を教えてくれる人でしたか?

恐らく、ほとんどの人はそうではないと思います。

たくさん怒られたけど好きだった先生
自分が不安だったときに側にいてくれた先生
他の先生とは違って、授業には関係ないけど大切だなと思えることを話してくれた先生
 
 
「教師」とは、どんな職業なのでしょうか?

私は「子どもが社会に出ても自分で成長し、自立して生きていくことができるように人生について教える職業」であると思っています。

企業研修でよく話される話 〜三人の石切工〜

会社で行われる研修でよく話されるたとえ話をお伝えします。

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〜3人の石切工〜
中世、ギリシアでは多くの神殿が作られました。神殿は石材で作られており、その石材を切って神殿を建てる大工のような職業の人のことを石切工と呼びます。

歩いていると、3人の石切工に出逢いました。

1人目の石切工に「何をしているのですか?」と問いかけました。
「見ればわかるだろ?石を切り出して積み上げてるじゃないか。」

2人目の石切工に「何をしているのですか?」と問いかけました。
「いま、神殿の壁を造っているのです。」

3人目の石切工に「何をしているのですか?」とといかけました。
「生きることに不安になっている人が心から安らげるような神殿をいま造っているのです。」

1人目の石切工が話したのは「作業」です。
2人目の石切工が話したのは「仕事」です。
3人目の石切工が話したのは「ミッション」です。
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仕事の意義とは、皆さんもお察しの通り「ミッション」のことです。
仕事にもミッションがあり、企業もミッションを持っています。

企業の「ミッション」

企業のミッションとは、その企業の根本的な目的と長期目標のことです。例えば、

「女性の生活を向上させること」 -メアリーケイ(アメリカ最大手の化粧品メーカー)

というものもあります。
 
 
また、ミッションに関する文書で有名なものとしてはジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社の「我が信条」です。これはジョンソン・エンド・ジョンソン社の経営判断の拠り所になっていて、全社員が「我が信条」を大切にしています。

https://jnj.co.jp/group/credo/01/index.html/

同じものを造っているメーカーでも、ミッションが違えば考え方が違います。
考え方が違う人と一緒にいることは皆さんが思っている以上に辛いと思いますので、できるだけ自分が体験したことのあるようなミッション・考え方の会社を受けるといいでしょう。

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