就職活動のモデル

今の就職活動は「特性因子理論」理論(人と仕事のマッチング理論)に基づいています。これはフランク・パーソンズが提唱した理論です。

パーソンズはこれら3つの仮説にもとづき、個人のキャリア選択に当たっては自己理解と仕事知識を踏まえた次の「3段階プロセス」が必要だと考えました。
 
 
■ステップ1-自己分析
自己の性格、適性、能力、興味、関心、希望などに関して明確に理解する
 
 
■ステップ2-職業(職務)分析
仕事の内容、条件、報酬、求められる能力、メリット・デメリット等の知識・情報を収集する
 
 
■ステップ3-理論的推論
ステップ1・ステップ2を合理的に推論して自らに最もマッチした仕事を選択する
 
 
ステップ1だけをやってもステップ3に進むことができないのです。

例えば将来の夢。子どもたちに訊けばきっと「パン屋さんになりたい」「警察官になりたい」など、自分が知っている職業を答えますよね。子どもに夢を尋ねて、「僕は将来〇〇物産に入って商社マンとして活躍したいと思っているんです」という回答をする子はいません。なぜなら、〇〇物産などという商社も、商社マンとは何かも知らないのですから。
 
子どもに自己分析を促すことがもし可能だったとして、この子どもは将来の夢について何らかの変化をもたらすことはできません。それにはステップ2の段階が必要なのです。

就職活動のモデル

多くの就活生に欠けていること

皆さんが自己分析するには業界・会社・仕事に関する情報が必要なのです。
 
 
業務内容であったり、その仕事をする人がどんな人なのか・どんな夢を持っているかだったり、そういった情報を自分の中に入れることでようやく自己分析を進めることができます。
 
 
逆に、自己分析をせずにセミナーばかり参加する、つまりステップ2だけやっても同じくステップ3に進むことはできません。

自己分析ばかりやっても内定は取れないですし、仕事研究ばかりやっても内定は取れないのです。

セミナーの予定は事前に入れ、空いている時間やスキマ時間に自己分析を進めることでステップ1・ステップ2・ステップ3を同時並行で行いましょう。

自分と社会をバランスよく見つめ、一番居心地のいい場所を見つけましょう!

多くの就活生に欠けていること
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