お礼状を書くメリット

お礼状を書くのがマナーというのはわかったけど、面倒くさい…という人もいると思います。
そこでまず、インターンシップ先にお礼状を書くメリットを紹介します。

インターンシップ先にお礼状を書くと、採用担当者をはじめ、その企業に好印象を与えることができます。
この先インターンシップ先が第一希望になれば、お礼状による好印象が効果を発揮するかもしれません。

また、仮にその企業の選考を受けるつもりはなかったとしても、今後何らかの機会でその企業と繋がりが生まれる可能性もあります。
同業他社や関連企業を志望しているのであれば、その可能性は高くなります。
インターンシップでの繋がりが、どう広がるかわかりませんので、お礼状は出しておくに越したことはありません。

ここでちょっとの手間を惜しんで、将来の縁を切ってしまうのはもったいないです。
面倒かもしれませんが、お礼状は出しておきましょう。

押さえておくべきマナー

まずは最低限おさえておくべきマナーを確認しましょう。

【送るタイミング】
お礼状は、インターンが終わったその日または翌日中には投函することが望ましいです。
遅くても1週間以内には先方に届くように送りましょう。
もしどうしてもできない場合には、インターンが終わったその日のうちに、丁寧なお礼メールを送りましょう。

【黒ペン・便箋・和封筒】
お礼状には黒もしくはブルーブラックの、ボールペンか万年筆を使います。
ビジネスレターですので、白無地の便箋と封筒を使いましょう。
便箋は縦書き横書きどちらでもかまいませんが、縦書きの方が印象はよいでしょう。
封筒は縦長の和封筒で、透けないよう2重になっているものをお勧めします。

【書き方】
誤字脱字をしてしまったときは、新しく書き直します。
宛名は基本的な縦書きのマナーと変わりません。
お礼状・宛名ともに手書きで書きましょう。
多少字が下手でも、手書きで一生懸命書いたことは伝わります。
丁寧に、読みやすい字を心がけて、感謝の気持ちを届けましょう。

文章を考えよう

お礼状に基本的に書く内容は、以下のとおり

・宛名(○○会社 採用担当 ○○様)
・文頭の挨拶と、インターンシップへ参加させてくれたことへのお礼
・インターンシップを通じての感想
・文末の挨拶
・日付・署名

例文をそのまま使うな、と言いましたが、文頭・文末の挨拶は例外です。
ネットで見つかったものを参考にして書けば大丈夫です。
 

重要となるのは
・インターンシップを通じての感想
という部分です。

ここをいかに自分の言葉を使って表現するか、です。
この部分の書き方で、受け取った側に与える印象はかなり変わってきます。
例文を使う、ちょっといじるだけ、なんてもってのほかです。
自分の経験を思い出して自分の言葉で書きましょう。
この部分で何をどのように書いたらいいか、下書きの段階でしっかり文章を考えましょう。

インターンシップで体験したことを思い出して、
①体験したこと、学んだこと、周りを見て発見したこと
②その中で印象に残っていること、その理由
③どのように感じたか
④その経験を今後どのように活かせそうか
を書き出してみましょう。

①と②は具体的に「いつ」「だれ」「どこ」の3W、できれば5W1Hを意識して書きましょう。その中から「会社全体に関してのエピソード」「一番お世話になった方に関してのエピソード」をそれぞれ選んで、お礼状の文に入れます。
ここに③と④を加え、文章を構成していきます。

具体的に書くことで、読んでいる方もその時の状況・場面をイメージでき、思い出しながら読むことができます。
そこでもう一度思い出してもらうことで、短期間しかいなかったインターンシップ生が、相手の印象に残るのです。

できるだけ具体的に書きますが、要素を詰め込みすぎて乱れた文章にならないよう気をつけながら順序立てて書きましょう。
最後にもう一度読み返し、筋が通っていて読み取れるかどうかを確認します。
これで、自分の言葉でお礼状を書くことができたはずです。

最後に

たとえそこが志望している企業ではなくても、インターンシップで貴重な時間を割いてもらって、お世話になったのですから、感謝の気持ちを持ってお礼状を書きましょう。

インターンシップでの経験、そしてお礼状でつないだ縁が、どこかできっと役に立つはずです。
手間を惜しまず、自分の言葉で綴って、相手によい印象を持ってもらいましょう。

最後に

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