なぜ「気になったニュース」を聞くのか

企業が「気になったニュースは?」という質問をするのは、
「学生がどのような分野に興味があるのか」
「世の中の動きに興味を持っているか」
「自分の意見をしっかり持っているか」
などを見るための質問です。
こうした質問に対しては、面接官が興味を持ってくれそうなニュースを選んだ上で、そのニュースの概要を説明し、ニュースの気になる部分とその理由を1分程度で述べられるようにしておく必要があります。
このとき、「ただの感想」になってしまうと、質問に答えたことにはなりません。くれぐれも注意してくださいね。

なぜ「気になったニュース」を聞くのか

どんなニュースを取り上げたらいいの?

たとえば、新聞の一面を飾るようなニュースは、ほかの学生も取り上げる可能性が高いため、よほど独特の視点からアピールできない限り、避けたほうがいいでしょう。人と違ったニュースを選んだほうが、面接官にも面白みのある印象を与えます。
だからといって、マイナーすぎるニュースを選ぶと、印象が薄くなりかねませんので、バランスも大切にしていただきたいと思います。
困ったときは、その企業に関連しているニュースを選ぶといいでしょう。
「ニュースによって、企業にどんな影響があるのか」
「メリットがある場合は、それをより活かすための独自案」
「デメリットがある場合は、それに対する対処案の提示」
などが挙げられるとベストです。
とはいえ、自分で説明できないような専門知識を必要とするニュースを選ぶと、逆に面接官から突っ込まれて、答えに窮する場合もあります。あくまでも、「自分が説明できるニュース」を選ぶようにしましょう。

ニュースの収集法

就活中は毎日でも新聞を読んでおきたいところですが、今はインターネットでもさまざまなニュースを拾うことができます。
忙しければ、移動中などの時間を利用してニュースチェックをしておき、気になったニュースだけ詳しく調べておくだけでも大丈夫です。
また、新聞を読む場合でも、全部読もうとしなくてかまいません。大見出しをざっとチェックし、気になった記事だけ詳細に読めばいいでしょう。
そのほか、ニュースの収集法としては、好きなジャーナリストや評論家のメルマガ配信サービスに申し込んでおくのもオススメ。
識者が独自の視点で解説してくれるメルマガをチェックしておけば、ニュースを面白い切り口で見ることができるようになりますよ。

ニュースが苦手な人は?

これまであまりニュースに馴染みのなかった方は、子ども向けの新聞を読むと、難しいニュースも理解しやすくなります。
子ども向けの新聞なら、一般紙では解説されていない専門用語も、わかりやすい説明が添えられています。
また、
「なぜそのニュースが世間で話題になっているのか」
「専門家の間で、どのような意見が出ているのか」
などの説明も丁寧に添えられていますので、誰にでもすぐにニュースの背景が理解できるのです。
そのほか、ジャーナリストの池上彰さんなど、専門家がニュースをわかりやすく解説してくれるTV番組をチェックするのも手。TVは誰にでもわかるような伝え方をしていますので、解説を聞いていると、面接でニュースを「どう伝えるか」も勉強になるでしょう。

あくまで伝えるのは「自分の意見」

取り上げるニュースの内容も大切ですが、それ以上に重要なのは、自分の意見。
選んだニュースをうまく分析・解説することができれば、大きな自己アピールにつながります。
日頃からさまざまなニュースに触れ、「これはどういうことかな?」「なぜ、こんな事件が起きたのかな?」など、ほんの少し考える時間を持つだけでも、ニュースを語るスキルはぐんぐんアップします。ぜひ、短い時間でも、毎日ニュースに触れてみてくださいね。

あくまで伝えるのは「自分の意見」

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画像引用:http://www.orbusneich.jp/

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