その自己PR間違ってます!!

皆様は就職活動中、最初に緊張した選考形式はなんでしたか?私の場合面接でした。お恥ずかしい話、初めての出来事にはかなり緊張と混乱を隠せない系統の人間であったため、当初私は面接で大変苦労を強いられました。ですが、面接は場数です。数をこなしていくうちに自然と慣れてくるようになります。皆様も同じ道を歩いている真最中でもう企業の面接にも慣れてきたころだとおもいますので、緊張云々の話はここまでに、今から私がお話しすることは、人事との面接のさいに、就活生に気をつけてほしい事柄についてです。面接は特に緊張はしなくなったのに、なかなか感触がいい手ごたえがない、またいい手ごたえを感じたはずなのに、いつも選考から落ちてしまうといった方を対象にお話いたします。
 なぜ自分の思うように面接が進まないのでしょうか?自分に才能がないから?性格的に後ろ向きで暗いから?原因としてはどちらもありえることですが、実はそうではないのです。実は企業に採用されない、落選してしまう就活生は総じて、単純に人事が質問をした際に、「人事が本当に聴きたいこと」についてしっかりと情報を提供していないのです。人事が皆様に聞きたいことそれは「皆様の歴史、自身のこと」です。しっかり伝えているとお考えの方は惜しいところまで来ています。実は一番の間違いは伝え方なのです。たとえば、「学生生活最も苦労をしたことは何ですか?またそれをどう乗り越えましたか?」と質問されたとします。多くの学生がこのときに誤った回答をします。その誤りの原因とは苦労よりも成果の話をしようとする点です。人事が聴きたいのは成果のほうではなく、実は苦労のほうなのです。特に一番気になるのは、「苦労をどのような方法で乗り越えていったのか」の過程の話なのです。そういった点で言うと、成果は実のところ人事にとっては大変大きな価値を持った情報ではないのです。人事にとって、最も重要とされる問題は「その人がどんな人で、どんな潜在能力の持ち主なのか?」を分析することです。それにあたってもっとも就活生から集めなくてはならない情報とは、歴史と習慣です。長期的な繰り返しの経験、自分が好きなことよりなにが嫌いか?うまく言った話より、試行錯誤した話、学んだことや、その経験を通じての「変化」、そういった情報こそが面接官である人事が本当に皆様からお話いただきたい情報なのです。いかがでしょう?自分を大きく見せようとしていませんか?人事にいい顔をしようとしていませんか?何人もの学生採用、中途採用の人事にそんな小手先の技は通用しません。人事にとって本当に破壊力がある「いい顔」、行動とは皆様のありのままの姿を正直にお話しすることに他ならないのです。自分を正直に演出するのはとても難しいし、恥ずかしいです。しかしながら、それができるようになったとき、皆様はまた一歩、社会人としての一歩を踏み出していることでしょう。

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