自己紹介

面接で聞かれることの一つは、自己紹介です。これは当たり前のことに思われがちですが、面接官が聞きたいのは、あなたの名前と出身大学ではありません。あなたに関する基本的な情報は、すでにエントリーシートなどから把握されています。それでもなお、面接において、自己紹介をするように求められるのは、あなたがどのように自分をアピールするのかを見ているからです。
「自己紹介をしてください」と言われて、名前と出身大学を述べて終了というのは最悪です。かといって、自分の過去を長々と語るのも良くありません。では、どうすればよいのか。名前などの基本事項を述べた後、あなたがアピールしたい事柄を一つ付け加えるのです。面接官に自分を印象付けられることであれば、何でも良いです。例えば、「私は、○○大学、4年生の山田太郎です。私は、大学のサッカー部で主将を務めていました。サッカー漬けの毎日で、サッカーへの情熱は誰にも負けません。」という自己紹介でも良いでしょう。この一言で、あなたが大学時代にサッカーに熱中していたということが、面接官に印象付けられます。その後、これまでに頑張ったことなどを聞かれたら、サッカー部の話をすれば良いのです。

志望動機

面接で聞かれることの2つめは、志望動機です。これも当然のことと思われがちですが、志望の本気度を測る上で非常に重要な質問です。簡単そうに思える志望動機ですが、しっかり準備していないと説得力のある志望動機を述べることはできません。
説得力のある志望動機では
・どんな仕事をしたいのか、
・なぜその仕事をしたいのか
・なぜその企業じゃないとだめなのか
この3つを述べる必要があります。
どんな仕事をしたいのかは、自分の希望ですからすぐに述べることができますが、なぜその仕事をしたいのかを述べるには、その仕事をしたいと思った経緯を説明しなければなりません。そこでは、あなたの過去の経験を元にして理由を説明する必要があります。過去にこんな経験をして、楽しく、やりがいを感じたから、将来的にもそんな経験ができるこの仕事がしたい、といった具合です。
また、なぜその企業じゃないとだめなのかを述べることは、なぜ他の企業ではなく、その企業を志望しているのかを述べるということです。これを述べるには、詳細な企業研究が必要で、これをうまく述べることが説得力は大幅に上昇します。

自分がこれまで一番がんばった経験

面接で聞かれる質問の3つ目は、自分がこれまで一番がんばった経験です。これは、あなたがどんな人間なのかを知るための質問です。したがって、ただ「○○を頑張って、○○を達成しました。」と述べるだけでは、物足りません。
重要なのは、その頑張った経験において、何が壁で、その壁を乗り越えるためにどのような方法を考え、実際にどのように壁に立ち向かったかを述べることです。面接官が知りたいのは、あなたが、問題に直面したときに、どのように考え、どのように実行するする人間なのかということです。したがって、頑張った経験が平凡なものでも構いません。どのように頑張ったのかを論理的に説明することが大切です。

いかがでしたでしょうか。面接で聞かれる3つの質問を紹介しましたが、当然、実際の面接では、これ以外の質問が問われる場合もあります。しかし、面接官が聞きたいのは、上に述べた3つの質問であり、それにさえしっかり答えることができれば、あなたは面接で不利になることはありませんし、ほとんどの質問は3つの質問の言い換えです。これからはじまる本格的な就活に向け、しっかり準備していきましょう。

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