りそな銀行最終選考(面接30分)振り返り (×月×日××時××分~)

●最終選考の面接質問内容
●面接官1(男性):学生1の個人面接
●雰囲気:和やか

【1】面接の内容について

雑談形式。声等色々ほめてもらいました。(しかし、その後その声を活かさないのか、や別業界について尋ねられたので、「本当に○○銀行に入りたいのか?」を見られていた気がします。)
「耳によく通る声で綺麗だねー、せっかくだし君の声なんか活かせないかなー」といわれたので、すかさず「お客様への対応で心地よくすることに活かしたいです!!」といったら笑われた。

ES等の書類を見て適当に質問が飛んでくる。カントについてかなり興味を持たれて語りました。(なぜカントか、カントでなければならなかった訳など)あとは経済好きかを聞かれた。日経新聞の池上さんの記事の話をしたり、1位と簿記の資格の話をすると、あーそれは好きそうだね。大丈夫だねーと言われた。

第一志望かどうかなどは何も言ってこないので自分から言い続けました。(志望動機や他社との差別化も)そうしたら、「いや、照れるし嬉しいけど、言ってくれれば内定後も就活続けさせてあげるからね。就活続けていいんだよ?もっと幅広く見てみなければわからないこともある。真剣に、本当にそう思っている。君の将来を思って」等、何度も何度も誘惑してきました。(この演技には本当に苦笑い。最終的に内々定の後に「選考断ってよ?△△信託銀行と□□銀行だっけ?いい?断るんだよ。今日から君はうちの一員なんだからね」って言われたので・・・。)
それに対し、「そんなこと言わないでください・・・!御行だけの為に今まで就職活動を行ってきたんです、御行しかないんです、就職活動中も昨日お電話をいただいた後もしっかり何度も何度も考えたんです!就活をやめさせてください、本当にお願いいたします!!!」と散々言った。

「最後に質問ある?」と言われて質問を一つした後、(普段はすべきじゃないが、今しかないと思い)「質問ではなく大変恐縮ですが、宣言させてください!!」と言って、いいよといわれたので「私は本当に御行で働くことだけを考えて就職活動を行っていきました。もしいただけるなら、今すぐにでも電話で選考を断ります。例え御行から就活続けてもいいと言われても私の決心はついています。ですから、どうか、どうかお願いいたします!」と言いました。
そうしたら「もうないかな?・・・じゃあ・・・野本さんにはうちで頑張ってもらおうかな!!」と言われ、共に立ち上がり握手。何度も何度も頑張ります!と言ったら、「君は皆からの評価が高くて期待されているからねー行員の中でも優秀になるよー僕も期待してる。でも女性だし無理しないでね」と言ってもらえた。
最後に緊急連絡先(海外旅行や事故、相談など何かあった時は逐一連絡を入れる事と言われた)と内定者懇親会の開催(5月下旬)の案内を受けて「いやー、うちは女性の福利厚生も整っているからね、だから、本当に来てね?」と言われ面接おしまい。(内定後もうちに来てって・・・)
以上、○○の選考でした。

《ここまでの振返りのポイント!》

 この内定者が行なっているように、セリフを書き起こす際には「自分が何か発言したときに、自分はなぜその発言したのか?」と「面接官の質問では、なぜその質問したのか?」という両方の発言の意図や目的を書くことが重要だ。面接を突破するためには面接官の質問の意図に合わせて回答が出来ているかが重要である。
「自分や面接官のセリフの意図」に思いを巡らせながら書き起こす事は、面接官が意図していることと、自分の回答のギャップを埋めていく作業になる。是非ともこの点を意識して取組んで欲しい。

良かったところ/悪かったところ

■良かったところ
事前に○○さんからアドバイスと激励を貰っておいたこと。誘惑に打ち勝てた。(採用の裏側を知っているといないでは気持ちの持ち方が違うし、何より激励がうれしかった。本当にどんなことよりも支えになった。)
さらりと「いやー、今日は朝早くから私の為に時間を設けてくださり本当に感激です!」といえたこと

■悪かったところ・これから改善していきたい点
これから行員になってお客様を楽しませるには今よりもコミュ力が必要だと思った。

《最後の振返りのポイント!》

 面接後の振返りでは、「その企業で働く人材として」という視点で振返ってみよう。
この内定者も「悪かったところ」という所で「これから行員になって…」というように、自分が目指している姿と、今の自分の現状のギャップを課題としている。
面接では単に「上手くしゃべられた」「盛り上げる事が出来た」という内容ではなく、「その会社で働く人の振る舞いを基準として」というような基準を持つことで、より効果的な振返りを行なうためのポイントとなる。

さいごに

以上、大手メガバンクの最終面接の振返りシートをご紹介してきた。
ちなみにこの学生は、就活スクールに入った時はコミュニケーション能力が低く、正直どの企業からも内定が難しいと思っていた。しかし結果的に見事にこの銀行から内定を獲得し現在は活躍している。お読み頂いた方はお分かりかと思うが、この学生は非常に高い評価を受けでの内定だ。こうした取り組みは必ず結果に結びつくだけでなく、入社後にも役立つことだろう。ぜひ皆さんも実戦してみて欲しい。

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