1月24日 Winter Job選考会 @三条河原町(京都ロイヤルホテル&スパ)丸1日

⇒1週間ほど事前にES&Webテスト(玉手箱)受験完了後、関西は24,25日の2日程を提示され、選択。各日18人。

午前中はグループ面接&グループディスカッション。グループ面接は1人ずつに2,3問だけそれぞれ違う質問を投げてきた。(自分の場合、前の人が研究内容について聞かれていたのでてっきりゼミの内容を聞かれるのだと思っていたら、今やグローバル企業であるファーストリテイリング(ユニクロ)が今後さらにグローバルに活躍するためにはどうすればいい?と聞かれ慌てた。順番に適当なお題を振って答えることができるかどうかを見られていると感じた。)
 
本題のグループディスカッションのお題は、『2020年東京オリンピックがあるが、2022年に日本に冬季オリンピックを呼ぶために、会場をどこにして、どういう施策を行うかを決めろ』というものであった。時間は30分。正しい解答を導きだすというよりは、話し合っている姿勢、チームメイキング、全員で勝つという姿勢が評価されていると感じた。就職活動中のグループディスカッションの中で最も達成感のある者のうちの1つになった。
 
お昼は社員を交えてランチ。このランチにきている社員が後々インターンシップやメンターとして就く、リクルーティングチームの社員であると思われる。また、この間に午後の個人面接に通す学生を決めていたものと思われる。(18人中6人。6人中4人が自分のチームから選ばれた。)他のメンバーはさりげなく別室へ招かれ、帰される。
 
個人面接は、30分の面接を4人の社員と行った(約2時間)。
主に聞かれたことは学生時代頑張ったこと、自分の強みをどのように投資銀行部門で活かせるか、なぜ野村じゃなくウチなのか、ウチのイメージは?、学生時代金融のゼミで学んだことをどのようにIBで活かそうと思う?、激務にはどんな覚悟で挑む?、などなど。
 面接というよりは各部門の社員の話を聞いて、そこから逆質問を行い、話を弾ませていくという面接方式。これは投資銀行部門の面接において『質問力・会話力・常識力』が必要不可欠であることを証明している。

*結果は3日後電話にて連絡。関西からは4人がインターンシップに参加した。

2月19日~21日『Winter Job 2014』@新丸の内ビル

3日間のM&A立案グループワーク。担当企業は富士フィルムHD。企業価値の最大化のための、最善の買収先を提案し、ファイナンス、バリュエーションまで行う。通常こうしたワークは5日間あるのだが、今回は3日間。途中、社員の方とのランチやファイナンス講義、常務のお話などを交えながら、6チームで優勝を競う。常時フロアには社員が10人ほど常駐。
ボードを持ちながら、学生の議論を遠目に評価。最終日はMDクラスのバンカーが講評兼審査員。自分のチームは見事に優勝した。
この3日間で仲良くなった社員の方がリクルーターとしてその後の面談のサポートを行う流れ。

3月12日『VP面談』@新丸の内ビル

⇒インターン後にリクルーターより新丸ビルに来るように伝えられる。VPクラスのM&A、カバレッジ、資本市場の3人と面談。学生時代頑張ったことを深く掘られ、論理性、協調性、主体性があるかを確認される。また、投資銀行業務に関する理解度も確認させられた。(日系雇用のプロフェッショナル社員か外資系雇用の特定専門社員かを選択させられる。)

3月20日『MD面談』@新丸の内ビル

⇒各部門のMDクラスの社員3人と面談。なぜ投資銀行なのか、なぜSMBC日興なのか、なぜカバレッジなのかなど、納得性を持って応えられるかどうかを試された。気になるM&A案件やチームの中でどういう役割を果たす人物なのかを併せて聞かれた。

3月25日『各部門部長最終面談』@新丸の内ビル

⇒各部門長との3:1の最終面談。投資銀行に入って具体的にどのように貢献できるか、激務だがそれを乗り越えることができる精神的な強さの根拠、他にも割の良い仕事はたくさんあるがなぜ投資銀行?など、今までの質問でも厳しい質問が飛んできた。常に頭をフル回転させながら、自分の仮説を乗せた返答をする必要があった。
*後日、4月1日に他社の内定を断ったうえで来るように言われ、4月1日に内々定の握手。

◎ワンポイントアドバイス

正直、インターンシップ参加が必須だと感じた。いくら優秀でもインターンを経験していないと、コネクションという面においてインターンで結果を出している学生には勝てないと感じた。逆に、自分より優秀な学生はたくさんいたと思うが、結果的にインターンでのM&Aコンペティション優勝という結果が内々定まで自分を押し上げたのだと感じている。
ただ、面談会において重要なのは、『質問力・会話力・常識力』の3つだと強く感じた。質問力に関しては、全く知らない部門の社員の方との30分面接の際に、面白くないと感じられたらそこで終了だし、志望部門の社員の方との面談の際も、ありきたりな質問ばかりしていると『こいつは面白くない』と思われて他の学生と埋もれてしまうだろう。重要なのは、『自分の経験と疑問を重ねて、そこから導き出される仮説を社員の方にぶつけて、投資銀行業務に関するイメージをリアルに近づけていく』というモチベーションを持ち合わせて面談に臨めば、自然と社員との会話は弾むし、こいつは自分でしっかりと物事を捉えようとしていると評価されるだろう。『こうしたら内々定』というモチベーションではなく、『目の前の社員との貴重な時間を、自分のバリューにしよう』という誠実かつ愚直な姿勢が内々定というゴールへ導くと感じた。

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