総合職では研究で苦労した経験は仕事には活かせないのか?

理系学生のほぼ全員が通る卒論・修論作成。中には毎日泊まりこみで必死に研究に取り組んではいる学生もいるでしょう。この経験は、技術職でなければ無駄になってしまうのでしょうか。
そんなことはありません。
プログラミングをする時の逆算思考、論文制作の際の裏付け力、行き詰まった時に打開するための検索力。
これら全てはどんな職業にも通じる「汎用スキル」なのです。
分かりやすく順序立てて説明しなければいけないテレアポ、目標数字を達成するために裏付けを持って行動しなければいけない営業、問い合わせの数値分析をすることで次の手を考える広報、常に逆算して納期までに間に合わすための計画をたてるディレクター。
挙げればきりがありませんが、理系学生が知らずの内に身につけた「汎用スキル」は確実にどの職業においても重宝されるのです。

会社は友達だと考えよ

まだ会社というものに馴染みのない学生にとって、ネームバリューだけで大手企業のみにエントリーしたり、仕事内容だけで決めてしまうことは非常に危険です。なぜなら、3年3割という言葉が流行っているように、就職した大卒生の3人に1人は3年以内に退職をしている事実があるからです。
「仕事内容」や「ネームバリュー」以外にも会社を選ぶ基準というものはたくさんあります。
約20年間生きてきた中で、皆さんの周りにもいる、今でも長く付き合っている友人にはどんな特徴があるでしょう?最初に会った時からなぜだか馬が合って、意気投合し、ことあるごとに遊び、その度に居心地がよくなる。相手がどんなことをするか大体分かっていたり、逆に突発的に面白いことをしてきたり。だから今でも、気兼ねなく一緒にいることができる、そんな理由があるでしょう。
もし、就職した会社にいる多くの人がそんな友人のようだったら、気兼ねなく言い合える関係でいられたら、会社全体に浸透している理念に自分が心から共感できたら、素晴らしい社会人としての1年目を迎えられるのではないでしょうか。

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