OB訪問に対する質問その1:OB訪問はスーツで行くべき?

スーツで行った方が良い。例え訪問先の企業がITベンチャーなどでスーツを着ていない企業であってもだ。
それはビジネスマナーとして、公式に訪問させてもらう時はスーツが基本だからである。そして選考の意味を持つOB訪問ではあなたへの第一印象が重要だ。服装で悪い第一印象を与えてしまう可能性もあるだろう。「無難で」「失敗することがない」スーツで行くことを、私はおススメする。

OB訪問に対する質問その2:待ち合わせ場所には何分前に到着すべき?

もし会社に直接訪問するのであれば、ビジネスマナーとして5分前に到着しよう。ただし早めに到着しすぎるのはNGだ。相手のスケジュールもあるので急かす事になり、失礼に値するからだ。
またカフェなどの会社以外であれば、相手を待たせることがなければOKだ。これも常識として5分前が目安だろう。ただしあまりに開始時間ギリギリ過ぎるとあなたの「時間管理能力」が疑われてしまう恐れがある。それだけは覚えておいて欲しい。

OB訪問に対する質問その3:リマインドメールをしておくべき?

これはもし相手からの連絡先を知っていたら是非ともやって欲しい。それをやるだけで「この学生はしっかりしているな」という第一印象が良くなるからだ。
「○○大学の●●です。明日のOB訪問は○時から△△でお待ちしております。御時間頂きありがとうございます。××様とのOB訪問を楽しみにしております。」というように、あまり長文になりすぎないようにだけ注意して簡潔な内容で送ろう。
送るタイミングは、あまり遅くても相手はメールを確認出来ないので、午後から夕方の相手がメールをチェック出来る時間帯に送るのがベターだ。

OB訪問に対する質問その4:当日遅刻しそうになったらどうするべき?

もし「1分でも」遅刻しそうになった場合、必ず相手に連絡をすることだ。
「遅刻する理由」「遅刻する時間」「誠心誠意の謝罪」この3つを必ず、遅刻すると分かった時点で伝える。
注意して欲しいのは「遅刻する理由」である。もし寝坊などのあなたの自己管理能力が理由の場合は、相手が不愉快を感じることのないように正直に伝えるのではなく、交通渋滞などを理由にする事。
相手に不愉快にさせないウソを付くことも、それもビジネスマナーである。
ただし当然だが、絶対に遅刻しないことだ。起こりうることを全て想定した上で行動するようにして、遅刻を回避するのが一番のビジネスマナーだ。

OB訪問に対する質問その5:カフェやレストランでは誰がお金は払うの?

基本的にレストランやカフェでの飲食代は学生が支払う必要はない。
ただし、もしおごってもらったら必ず御礼を言うこと。これはビジネスマナーではなく人としての常識だ。
私もOB訪問を受けることがあるが、その際にコーヒー代などをこちらが支払っても「社会人が出すのは当然じゃん」という顔で御礼を言わない学生がいる。正直印象は最悪だ。二度と会いたくないと思う。
もし御礼を伝え忘れてしまったら、後ほどメールなどでも良いので必ず御礼を言うこと。
こうした人としての常識がない人は、偶然なのか当然なのか、就活ではあまり上手くいっていないということを是非とも覚えておいて欲しい。

OB訪問に対する質問その6:御礼メールはした方がよいの?

無事にOB訪問が終えたら、必ず相手の方に御礼メールを送ろう。
送るタイミングは出来るだけ早くだ。つまり当日中、数時間以内がベストある。遅くても24時間以内に送ろう。
送る内容は、その日の御礼とその日の学びや気付きも簡潔に書くのがベストだ。そしてもし「宿題」や「フィードバック」が与えられていたら、「○○までに宿題の内容を御送ります」というような回答期限も必ず明記しておこう。
御礼メールは次回のOB訪問に繋げるためのきっかけだ。次回もまた会うためにどのような内容を送れば良いかを考えて書いて欲しい。

おわりに

以上、OB訪問の当日に対する疑問にお答えしてきた。
皆さんの疑問は解消されただろうか?ここでは多くの学生が抱く疑問を中心に回答してきたが、もしここでご紹介した物以外の疑問があれば、ぜひ周りの社会人の方にご相談してみて欲しい。なぜならばここに書いた内容はビジネスマナー的な内容が中心だからだ。

さて、これで「OB訪問から内定に結びつける方法」シリーズもこれで終了となった。
ここまで読んできたことを是非とも実践して有意義なOB訪問にしてほしい。

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