学生時代に最も打ち込んだこと

学生時代に最も打ち込んだことは、高校生の時に所属していたマンドリン合奏部での活動
である。コンサートマスターと呼ばれる主旋律パートの首席奏者に憧れ、部活動の時間に
加えて週に1度の個人レッスンに2年半通っていた。2年生の夏には部長に立候補し、全国
大会出場という目標を掲げた。練習を行う過程で、部員の過半数を占める1年生の技術向
上なくしては県大会すら突破できないと考え、後輩との練習時間を確保するために個人練
習を朝練の時間に行い、放課後は殆どの時間を後輩の指導と合奏に費やした。また、顧問
に掛け合って大会前に県内のライバル校と中間発表を行うことを定例化し、競争意識を刺
激することで部員全員のモチベーションの維持をはかった。このような努力を1年間続け
た結果、3年の夏に全国大会に出場することができた。目標達成への真摯な姿勢こそが周
囲の人間を巻き込む源泉になることを学び、ゼミやサークルの活動でも常に意識している。

なぜ繊維商社を目指すのか

私が繊維商社を目指す理由は3つある。まず1つ目は、幼いころから好きだったファッションと
いう領域で、自らビジネスをつくりだし、動かすことが出来る点に大きな魅力を感じたからで
ある。糸や生地、製品のプロフェッショナルとして、幅広い顧客を相手に様々なビジネスがで
きる繊維商社で働きたいと考えた。また2つ目の理由は、常にスピード感を持って新しいことに
挑戦し続ける業界で働きたいからである。アパレルや繊維といった産業は進化のスピードが速
く、常に前例のない新たな挑戦を続ける必要がある。人間の誰もが必要とする衣服だが、その
原料や製造過程、製造場所、販売方法は時代の変化に合わせてめまぐるしく変化しており、そ
の結果繊維商社は常に動態的な戦略のもと、いちはやくグローバルにビジネスを展開している
と感じた。私も、持ち前の好奇心の強さでそのような環境に身を投じて新たな価値を作り出し
、会社と共に大きく成長したいと考えている。そして3つ目の理由は、繊維商社の営業の仕事が
、自らの信頼で築いたネットワークを基にものを作り、売って、利益をあげる仕事だからであ
る。代わりが幾らでもいるような仕事ではなく、会社とお客様に認められ、名指しで一緒に仕
事がしたいと言ってもらえるような人間になることで、大きなやりがいを感じながら働き続け
ることができると考えた。以上の3つの理由から、私は繊維商社を目指している。

あなたが集団で何か物事を進める際に行っている工夫や注意点を教えてください。また、その物事が 思うように進まなくなった時、どういった行動をとりますか

私が集団で物事を進める際に行っている工夫は、メンバーのモチベーションを高めるために、一人ひ
とりの貢献に対して逐一感謝の気持ちを伝えることである。所属する旅行サークルの新入生勧誘リー
ダーを務めた際に、チラシ作りやサークル紹介ムービー作りに協力してくれるメンバーや、勧誘イベ
ントに参加してくれたメンバーなど、少しでも貢献してくれた人に対して必ず一人ひとりにお礼を言
うことを心がけていた。メンバーは自分の貢献が認められることでモチベーションが高まり帰属意識
が強まるとともに、私も一人ひとりのメンバーとの信頼関係を築くことができ、目標達成に向けて一
丸となって取り組む事ができると学んだ。注意している点は、消極的なメンバーに対して自分の価値
観を押し付けないことである。相手の考えを聞いたうえでどのような役割ならば一番モチベーション
高く取り組むことが出来るのか、ということを考えて接するよう心掛けている。また、物事が思うよ
うに進まなくなったときは、必ず全員で話し合うことを提案する。一人ひとりが感じている課
題を共有し、どうしたらそれを解消することができるのか意見を出し合うことで、一人ひとりが自分
の行動を振り返り、改善につなげることが出来る。ゼミにおいて意識低下が問題になった際も、全員
参加の話し合いの機会を作ったことで、日ごろの自分の言動を振り返り、フィードバックしあって意
識を高めることが出来た。このような経験から、物事が思うように進まなくなったときは、一度全員
で話し合うことを大切にしている。

あなたにとってグローバル化とは

わたしにとってグローバル化とは、働くフィールドが世界中に広がることである。日本国
内だけで人が生活するために必要な衣食住の全てを賄うことは、不可能ではないがとても
効率が悪くお金がかかるという背景があり、多くの企業が、人件費が安くて生産性の高い
国へと進出している。また、国の産業発展は人口の推移に比例すると言われており、少子
高齢化が進む日本は市場としての魅力が低下していくことは明白である。そこで、日本国
内だけに限定したビジネスを行っていては、企業は現代において生き残ることはできない
。企業が積極的に海外に拠点を作り、海外の企業と取引を行うことで世界中に広がる事業
のチャンスを捉えようとした結果、中国から東南アジア、そしてアフリカや南米にも私が
働くフィールドは日本に限らず世界に開けていると感じている。特に繊維商社では、日本
にとどまっていてはわからない生の情報を自らの足で集めに行く必要があり、グローバル
化の影響に対して敏感に反応し、対応する必要があると感じている。

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