課題1:あなたが学生時代にした最大のチャレンジは何ですか?(300文字以上500文字以内)
 

⇒学生時代、皆様それぞれに様々な経験を通じて成長を積み重ねてこられたと思います。あなたがどのようなことに興味・関心を持って、何に挑戦してきたのか、ご自身の経験談をもとにまとめて下さい。

 私は20万人の来場者を誇る三田祭の委員長として160人をまとめている。学園祭には勝ち負けの様に明確な成功像がなく、委員一人ひとりの想いがバラバラになりがちである。そのため、モチベーションに差が生まれるという問題が生じていた。この問題を解決するために委員全員と面談を行い、三田祭への想いを確認した。面談により委員との信頼関係を強固にでき、自分の意見や提案に自信を持てるようになった。この信頼関係の成り立っている環境下だからこそ、全員の想いを実現するために「慶應生が社会に誇れる三田祭」というビジョンを立て、意志の統一を図ることができた。委員全員の意識として、三田祭の社会性が低いことにより、慶應生が三田祭にあまり来ないという現状があったため、このビジョンを立てた。そのため、三田界隈の清掃、地域の祭りである三田納涼カーニバルへの再参加を企画し、社会性を強くするために現在も動いている。この経験を通し、人を巻き込む力を身に着け、それには「相手の感性を理解すること」「同じ目線に立ち、共に歩んでいく姿勢」が大事だということを学んだ。

課題2:あなたが考えるデベロッパーに求められる資質はどういったものでしょうか?ご自身に照らしつつ、お答えください。(300文字以上500文字以内)


⇒世の中には様々な業界、たくさんの仕事があります。その中でデベロッパーで働くことを想像したとき、活躍するために必要な資質はどのようなものか、またその資質をご自身はもっているのか、そう考える理由や具体的な経験も併せて教えてください。

2つある。「多くの人を尊敬し、価値観を理解しようとする姿勢」と「人を巻き込む力」である。就職活動を通して、デベロッパーは地域住民の方々、ゼネコン、行政など多くの関係者の意見をプロデューサーとして、まとめていかなければならないと感じた。関係者が多いため、彼らはそれぞれ自分たちにとっての最善を主張すると思う。彼らの意見をすべてくみ取ることは難しいが、自分たちの街づくりの姿勢に対して納得してもらうことは重要だ。納得してもらう上では、まずは相手の意見に耳を傾け、理解しようとする姿勢が最低条件だと考える。また、最終的には街、建物の完成という一つの目標に意識を統一していくことになるので、全員を巻き込み、意識を統一させる力は必要な能力である。私は学園祭実行委員会の委員長を務め、学園祭への想いが一人ひとりバラバラになりがちな中、共通のビジョンを作成し、1つの目標に向け全員で歩みだす体制を整えた。また、一人ひとりと面接をするなど、時間をかけることを惜しまず、全員の価値観を理解しようとする姿勢は持っていると思う。本当に理解できるかはわからないが、姿勢を持つことで志を相手に伝えることはできると考える。

課題3:あなたが理想とする街はどのような街ですか?何故そのように考えるのか、理由も併せて教えて下さい。(200文字以上400文字以内)


⇒私たちの仕事は、理想の街や空間を思い描き、関係者でイメージを共有しながら、ひとつずつ形にしていく仕事です。まずは、自分の持つイメージを言葉にし、伝えたいという想いと力がなくては始まりません。実在する街でも、今はまだ実在しない空間でも構いません。あなたが理想とする街と、なぜそれを理想と考えるのか、できるだけ具体的に伝えて下さい。

 私の理想の街は「故郷」である。故郷とは各々の心の中にあり、帰るべき場所だと私は考える。つまり、立ち返れる自分らしくいることのできる空間こそ、理想の街であると考える。街をつくることは空間を変えるということであり、街の姿が変わる。しかしその中でも変わらないのは街を利用してくれる人である。人々が働くにしても、憩うにしても、住まうにしても、その街に愛着を持ってもらい、どんなに姿が変わっても本質を変えることなく「帰るべき場所」として認識してもらい、街に行くのではなく、帰ると思ってもらえた時にその街は人にとって必要なものになると考える。三田祭は年に4日間しか行われないが、毎年来てくれるご年配の方がいる。その人たちにとって、三田祭こそが大学生活を感じられる帰るべき場所であり、そういった人たちの存在が三田祭を支えてくれていると強く感じたため、私の理想の街は「故郷」とさせて頂いた。
 

課題4:あなたは三菱地所でどんな仕事をし、何を成し遂げたいのか、そのように考える理由も併せて教えて下さい。(200文字以上500文字以内)


⇒三菱地所を志望するにあたり、当社の事業や仕事についても調べて頂いたと思います。その中で特にどんな事業や仕事に関心を持ったのかまとめて下さい。そして、将来的に三菱地所をベースに社会の中でどのような価値を創造していきたいのか、長期的なプランもあれば併せて聞かせて下さい。


 私には「空間づくりを通して、生活を支えるとともに彩りを与えたい」という想いがある。三田祭実行委員会として、キャンパスを4日間ではあるが、学園祭という空間に姿を変え、参加団体を支え、人が集まり、笑顔になることにやりがいを感じたためだ。その想いは貴社で実現できると考える。貴社は日本の心臓ともいえる東京において、丸の内ビルを中心に6棟のビルを竣工し、丸の内の再開発事業を手掛けている。この事業が日本の都市としての価値を向上させ、日本の生活に彩りを与えていると感じた。ここから見える貴社の事業の影響力の大きさ、そして日本に誇りを与え、街づくりという面から日本の成長を支える姿勢に心を打たれた。私は貴社で働くことが出来たら、ビル事業に着手したい。社会人が最も時間を費やし、力を注ぐ場所の街づくりに携わることは、彼らに対して高い影響力を持ち、活動基盤を支えることが出来ると考えるためだ。そのために、まずはビル事業部の経営管理などを通して街の利用者のニーズを理解できる人間になり、最終的には自分の強みである人を巻き込む力を開発、企画部門で発揮し、最高の仕事場を日本に設け、世界に誇れる日本を構築したいと考える。

世界に誇るという影響力
デべで達成できる理由:規模の大きさもそうだし、与えている影響力もそうだし、何よりも使っている人が目に見える!
どんな彩り?

課題5:あなたはどのような方法で三菱地所に関する企業研究を行い、どのような点に共感して頂いたのでしょうか?(300文字以上500文字以内)


⇒企業研究の方法は人それぞれです。一般的には会社説明会への参加や社員(OBOG)訪問などがあると思いますし、また、書籍を読んだりインターネットで調べたり、三菱地所と接点を持ったことのある方や同業他社の方に印象を聞いてみたり・・・。
様々な手法があると思いますが、まずはあなたの企業研究の手法を聞かせて下さい。
そのうえで、伊藤 隆広様にとって、共感できた三菱地所の特徴を教えて頂きたいと思います

 私の企業研究の方法は「その町を歩き、その町にいる人の表情を見ること」だ。もちろん、説明会などにも足を運び、社員の方、会社の雰囲気を感じ取ることもしたが、何よりも街を利用する人はどんな表情で生活しているのかを知りたかったため、この企業研究方法を取った。その中で感じたのは、貴社のつくる街には「誇り」があるということである。就職活動中によく丸の内に訪れる機会があった。その街を歩き、オフィスに入っていく人達は自信に漲る表情を浮かべている。「私はこの東京という街で働いている」と顔に書いてあるようだ。建物の中に入ってみれば、活き活きと働く人、そして、ここは日本なのかと疑ってしまうほど海外の人がいる。そのたびに世界に誇る街がこの「東京」なのだと感じる。佐野のプレミアムアウトレットにも訪れた。その時に現地の人に聞くと「アウトレットが出来たことにより、佐野は更にいい街になった。」と笑みを浮かべてそう仰っていた。商業施設一つでも街の姿を変え、その町を利用する人に「誇り」を届けている。貴社が作る街には人々の「誇り」ある表情があふれ、そのような街を日本に届け、世界に発信していける企業だという印象を抱いている。

日本という規模で彩りを与えている。

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