農林中央金庫に関心をもたれた理由と入庫後に取り組みたいことをお聞かせ下さい。 (全角400文字以内)

「日本の食」を世界に届ける基盤を整備し、日本のプレゼンス向上に寄与したい。マレーシアへの留学を経て現地学生が「今の日本には昔ほどの競争力はない」と考えていることを知り、悔しい思いをした。一方で、現地スーパーでは日本産の野菜が高級品と位置づけられていることに誇りを感じたため、このような想いを抱いている。また、留学を終えた今、私はASEAN地域からの留学生の生活支援を担当している。日本の文化体験と称して彼らと農業体験をした際、天候不良や為替相場変動に由来する経営不振といった農家の方々の抱える問題を目の当たりにした。貴金庫では、農家の皆様に対して資金面だけでなく経営面でも支援できることに魅力を感じている。貴公庫の仕事においては、アルバイトを経て培った相手目線で思考することに由来する「ニーズ探求・応需力」や小さな誠意の積み重ねに由来する「信頼関係構築力」を最大限に活かすことができると考えている。

学生時代に最も力を注がれた事について、その動機、過程などを含めて教えて下さい。 (全角400文字以内)

「異国で新たな歴史を創り、日本のプレゼンス向上に寄与したい」と考え、留学時に日本人学生のソーラン節団体を設立、昨年12月の文化交流大会参加を決意した。留学生活を通して日本の存在感低下を実感する一方、自身が日本人であることを自覚したからである。しかし大会開催時期が大学のテスト期間と重なることから、11月時点で参加表明者は3人だった。私は「日本人学生間の仲間意識欠落」が課題だと仮定した。各学生の価値観を把握し、メンバーの交流を促すパイプ役を担うことでこれを解決した。なぜ相手が必要なのか論理的に納得して頂き、アルバイトで培った「ニーズ把握・応需力」で両者の思惑を合致させて学生15人の参加表明を得た。皆で獲得した最優秀賞は、強みであるチャレンジ精神や周囲を巻き込む力の賜物と考える。価値観の異なる人と協働する上では、自ら積極的に働きかける「行動力」と互いを理解し合う「対話」が大事という気付きを得た。

当金庫に関するご質問やご意見を自由に、ご記入下さい。 (特にない場合には、未記入で結構です)(全角200文字以内)

機関投資家としての側面が強まる貴金庫が、今後第一次産業への融資額を増やすためにどのような対策をお考えかお尋ねしたい。貴金庫では、有価証券への投資が約60兆に上るのに対し、農業関連への融資は約3000億円と把握している。私は地域農業協同組合との連携や金利の調整等により第一次産業への融資額を増加させることで、本来第一次産業の発展のために設立された貴金庫への期待に応えることができると考える。

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