「あなたらしい」と思う学生生活での取り組み(テーマ)を3つ、それぞれ20字以内で記載してください。

早稲田吹奏楽団での舞台演出の改革
全日本アンサンブルコンテストへの出場
アメリカへの1年間の交換留学

上記3つのテーマの中で、学生生活での取り組みのうち一番「あなたらしい」と思うエピソードを一つ選び、その状況を良く思い出して、行動事実を具体的に詳しく記載してください。 (あなたが、いつ、どこで、何を、どうしたのか。その結果、何が起こったか等)800字以内

私は、所属している早稲田吹奏楽団で、定期演奏会の舞台演出を担当していました。大学2年次には3部構成の演奏会の中の「ポップスステージ」を担当することになりました。より幅広い来場者に楽しんでもらうことを目的に、映画音楽やジャズの名曲など、他の2ステージに比べて知名度が高い曲を演奏するのが特徴でした。担当するにあたって例年の来場者アンケートを調べると、5段階評価でステージの満足度を問う項目において4以上をマークした来場者が他の2ステージでは全体の80%を越えていた一方、ポップスステージでは70%を下回っていました。幅広い来場者に楽しんでもらうためのステージのはずが、他のステージより満足度が低いことに問題を感じ、より細かくアンケートを分析しました。その結果、「メッセージ性が薄い」「ステージが冗長に感じる」という指摘が多いことに気が付きました。ステージの準備にあたっては、伝統的に選曲班、演出班、舞台配置班の3班による分業体制が採られており、ステージにテーマ性を持たせることが困難になっていたのです。そこで私は、ひとつのテーマに基づいたステージ作りを実現するために、選曲班と舞台配置班に、演出班と共同で準備を行うよう呼びかけました。当初は従来の方法に拘っていた団員からも、アンケートの分析結果を示して課題を可視化することで理解を得られ、その結果「ニューヨークをイメージしたジャズステージ」というテーマに沿って3班合同で作業を行うことになりました。これにより、「演奏に合わせてニューヨークをイメージした映像を投影する」、「譜面台に摩天楼を模した装飾を施す」、「ビッグバンドジャズを意識した舞台配置にする」といったステージの総合プロデュースが可能となりました。その結果、来場者アンケートの満足度評価の項目において、来場者の99%から最高点の5の評価を得ることができました。

あなたがめざしたい「社会人」としての姿について、具体的に詳しく記載してください。800字以内

「あなたと一緒にもう一度働きたい。」誰からもそう言われる社会人になりたいと考えています。これまでの人生を振り返ってみると、「チームワーク」というものを意識してきた人生でした。中学校入学と同時に始めた吹奏楽、高校の学園祭実行委員、早稲田吹奏楽団での活動、そしてアメリカでの留学生活。どの場面を切り取っても、大きな成果を上げたときには周囲に仲間がいました。このような経験の中で共通して感じたことがありました。それは、「チームには必ず、自分にはできないことができる人がいる」というものです。サクソフォン四重奏として全日本アンサンブルコンテストに出場したときには、チームメイト4人全員が異なる楽器を担当していましたし、留学中に取り組んだコンサルティングのグループワークでは、サービス提案の段階において、コンピュータサイエンス専攻のチームメイトの力が活きました。多様な能力を持った人々が集まってこそ、チームとして大きな成果を出すことができる可能性があるのです。これを感じると同時に、私自身の役割についても自覚する点がありました。チームのリーダーとして、多様なチームメイトをリードし、皆が力を最大限発揮できる環境を作ることに喜びを感じていたのです。私自身、自分の強みは「どんな場面でも傾聴の姿勢をとれること」であると考えています。これは、中学からの吹奏楽活動で音作りの要となる楽器を担当する中で身についた姿勢です。バンドの土台を担当するなか、常に周囲のメンバーに気を配りながら彼らをリードする必要があったからです。この姿勢が身についていたことで、周囲の意見を取り入れながら議論を仕切るうちに、自然とチームをリードしている場面が多くありました。社会人として様々な業務を経験する中で、「多様なチームをリードする力」を更に磨き、周囲から「ぜひ一緒に働きましょう。」と必要とされるような社会人になりたいと考えています。

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