就活のプロが語る

【元リクルートグループ執行役員が語る⑦】問題と課題

【元リクルートグループ執行役員が語る⑦】問題と課題

私がこの連載をして7回目の記事となりました。

これまでの6回も、それぞれが独立しているわけではなく、ストーリーを意識して「連載」しています。是非、以前の記事を通して読んでいただくことをお勧めします。

私が、気を付けていること、それは、単なる就活のための記事ではなく、皆さんが今後、仕事を続けていくためのエッセンスを盛り込みながら、今の就活にも活かせるように書いているつもりです。

今回も、前回からの続きとなります。

問題=課題?

これまでの記事で、私は敢えて「問題」という書き方をしてきました。

仕事は「問題を解決」することである。
問題の「見立て」を間違えては、解決に至らない。
皆さんの大きな目の前の問題「就活」の見立ては間違えていないか?

しかし、実はこれまでの「問題」は、本来であれば「課題」と書くべきだったのです。
では、「課題」と「問題」、何が違うのでしょうか?

ネットで、「問題と課題の違い」と調べると、いろいろな意見が出てきます。
多くの解釈があり、正解は一つではないと思います。

私自身、リクルートに在職しているとき、多くのメンバーがいましたが、自分自身が混同して伝えていることに気づき、自分でネットなどを調べて、自らの「持論」を持つことにしました。

これまで、敢えて「問題」としてきたのは、まずはシンプルにお伝えすることが目的だったからです。

問題=課題?

意思があるところに「課題」は生まれる

私の解釈は、セミナーや講演などでも伝えていますが、その資料の抜粋です。

例えば、コピー機が壊れてしまい、コピーが取れない状況になったとします。
これは、「問題」だと表現しても、「課題」とは表現しないと思います。

問題は、「本来あるべき姿」に戻すこと。
つまり、「マイナス」の状態から「0」に戻すこと。

一方で、課題には「目指すべき姿」が必要。
現在の「0」から「プラス」にするために、しなくてはいけないことが「課題」だと考えました。

いいかえれば、問題は「今起きている問題」、課題は、「将来起きるだろう問題」と言ってもいでしょう「課題」には将来への「意志」が必要であり、高い志を持てば持つほど、「課題」は大きくなるのです。

意思があるところに「課題」は生まれる

就活を「課題」とすると、見えてくるポイントとは?

ここまで言えば、分かりますよね。
就活には、皆さんの「将来への意思」が必要であるということ・・・課題。
それを実現するために努力をしていくことが就活です。

つまり、最も重要なポイントは、皆さんが仕事を通して実現したいことは何か?(WILL)ということです。あくまでも、主語は「自分」であり、「会社」ではないのです。

そのために、自分に足りないこと(CAN)は何か。
実現に向けて解決するべきこと(MUST)は何か。
そのために会社をどう「使う」のか。

会社に入ることも手段でしかない訳です。
私の周囲には、仕事や会社を離れたネットワークを通して、WILL<実現したいこと>に一生懸命取り組む人たちが多くいます。

学生として考えるレベルはまだ未熟だと思いますが、これから仕事を始めるスタートラインに立つ、今でしか考えられない発想や想いもあるはずです。

目指すべき姿、将来への意思を明確にするから、就活は課題になるのです。
それが大きく、かけ離れていればいるほど困難が待ちかまえますが、企業からすると、頼もしく見えるのではないでしょうか?

関連記事

新規会員登録はこちら
ページトップ