会社から選ばれるのではなく、自分が会社を選ぶ「意志の強さ」

どんな会社に入り、どんな仕事をするか。

まさしく皆さんは、今その選択に迫られています。

これまでもお話ししてきたように、皆さんの人生において、仕事をすることは「手段」であり、「目的」ではないと思いますが、現時点で、就職を「目的」と考えてしまうのもやむを得ない一面もあると思います。

この会社に入りたい、こんな仕事をしてみたい。

その意志の強さやその背景・理由を、どう面接する立場として感じ取るのでしょうか?

質問力の高さが勝負

私が、リクルート時代に新卒の最終面接を担当していましたが、こちらから質問する時間は、全体の50%くらいでした。

残りの半分、それは「何か質問ある?」「ほかに質問は?」を繰り返していました。

それまでも、社員たちと面接を繰り返して、最後の面接になる訳です。

大体、会社や仕事を理解し、あるいは社員たちの人柄にも触れ、「この会社に是非、入りたい」そう思って最終面接に臨んでいると思います。

最終面接は、「判断される」場ですが、自らをアピールする最後のチャンスです。

この質問時間の過ごし方は、実に判断する立場として、いつも重要視していました。

会社に判断されるのではなく、自分が会社を選ぶ。

そんな気持ちであれば、いろいろと聞きたい事ありますよね。

まして、相手は会社の経営幹部でしょう。これまでの社員との面接で会社のことは理解してきたけども、本当に自分が入りたいと思う最終確認の場です。

「特に質問はないです」

全く、入社したいという意思は感じられませんね

「これまでも社員さんに聞いてきたのですが、同じ質問良いですか?」

折角、経営幹部に会っているので、何を確認したいのでしょうか。

「忙しいと聞きましたが、残業は何時くらいまで・・・?」

意外に最近は、このような質問も多く受けることになりました。社会の風潮もありますね。

どうでしょうか?

最終面接の場で、質問は?と聞かれて、「たくさんあって時間が足りないくらい」相手(会社)のことに興味関心を持てているでしょうか?

自分で決めるという「魂」をしっかりと

もっと好きになりたい。

あなたのことをもっと教えて欲しい。

最終面接の、経営幹部の方だからこそ聞いてみたい質問。

答えにくい質問にも、面接官は答えてくれると思います。お互いに、よく相手を知ることこそが面接だからです。

自分が入社するのに決め手となる情報を、しっかりと聞き出しましょう。

そして、最後には「やっぱりこの会社に入社したい」そう強く思える自分がいることが大切ですね。

そう。

会社から選ばれたいという意思ではなく、自分が会社を選んだという意思。

それが、就職した後の人生に大きな影響を及ぼすと思います。

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