(1)質問されたこと

・今後就職活動はどうするのか?どんな思いで今日の面接に来たのか?
・リクルートキャリアに入って苦労するだろうなと思うことはどんなこと?思うことを全部あげてみて。
・チームを率いて、チームで最大限のパフォーマンスを出すために大事なことはなんだと思う?
・自分の価値観と違う人たちとビジネスをしていくことになると思うけど、うまくやっていけるイメージある?感情的にならずに相手のいいところを探せる?
・リクルートはきついぞ、やっていける自信はあるか?

(2)面接官

自身の担当人事、2時面接ではフランクな雰囲気だったが、今回は厳格な雰囲気。
途中かなり圧迫気味に質問してくる場面もあった。SPIの性格診断、今までの面接評価シート合計6枚ほどの紙をすべて見ながら面接してきた。

(3)経験談

役員面接から約1週間後、面談があるという名目で本社に呼ばれた。いつも通りの待合スペースで待っている途中、一緒にいた学生と話していると彼はまだ1次面接だと言っていた。人それぞれ選考スピードにかなり差があることを知った。予定通りの時間に担当人事が迎えに来て個室に案内され、面談スタート。前回会った時とは違い、かなり厳格な雰囲気で就職活動は今後どうするのか聞かれた。「リクルートから内定をもらった瞬間に就職活動をやめてリクルートに行きます」と即答。そうかと一言言われ、最終面談をした役員と、私についての評価を話し合ってきたことを教えてくれた。そこからはこちらに質問は一切なくなり、君はこんなところが強みで、こんなところを改善しないといけないと諭される時間が30分ほど続く。この時間中私は全神経を集中させて相手の話を聞いていた。その後、入社を前提としたような会話になる。「これから入社後めちゃくちゃ大変だけど、どう?」など、私が覚悟をもってこの場に来ているのかどうかを試してきているかのようだった。

かなり圧迫気味だったため怯まないようにして冷静に答え続けることを心がけた。圧迫気味の質問が何度も続いた後に、「リクルートキャリアに来るか?」と聞かれ、そこでお互い立ち上がって握手をした。ほかの内定をすべて明日中に断り、明後日の昼に確認の電話を入れると言われ、面接が終了。

(4)リクルートを受けるにあたって知っておいたほうがいいこと

私は4月以降に1次面接を受け、結局内定をもらえたのは5月に入ってからだった。内定後、たくさんの内定者と絡む機会があったが、7割以上の内定者は4月以前にリクルーター面談を終え、4月の初週には内定が出ていたという。私のような4月から面接を受け始める通常先行ルートから内定を取った者はほとんどいなかったのだ。これからリクルートを受ける就職活動生は何らかの形で事前にリクルートの社員とコンタクトを取り、リクルーターについてもらった方が、内定を獲得できる確率は上がると思う。説明会、インターンシップ、OB訪問など手段は何でもいいので自らコネクションを作りにいくべきだ。
とはいえ私のような内定者もいる。私は結局、説明会にもいかず、OB訪問もせず、挙句の果てに1次面接に遅刻しながらも内定をもらうことができた。あまりいい例ではないけれど(笑)、コネクションがなくても可能性が0というわけではなさそうだ。

(5)すべての面接を終えて

リクルートの選考スタイルはほかの日経企業とはかなり異なる。なにより選考ルートが不透明であるし、面接時間も一回につき1時間を超えるのは常だ。また、面接では徹底的に「なぜ?」を問われる。あまりに詰められるため、内定者の女の子の中には面接中泣いてしまった子もいるほどだ。正直しんどい。
ただ、すべてを終えて思うのは、これほどまでに私に徹底的に向き合ってくれたのもリクルートだけだったということ。ロジックを固め、自信を持って準備した自己PRも志望動機もリクルートには一切通用しなかった。ある意味面接中に装備をはがされて、裸にされたかのような気分である。自分の中にあるビジョンや熱い思いを全力でぶつけた結果、うちに来いと私は言っていただけた。これからリクルートを受ける就職活動生も、繕わず、全力で思いをぶつけた方がいいのではと思う。何より繕っても、キャリアの社員を欺くことは正直無理だと思うから・・・。

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