① 自分のプラス面を過大評価する

ほとんどの人が実体はさておき自分は素晴らしく、中の上ぐらいであると感じています。こうした考え方の傾向はあらゆる場面で見受けられます。
たとえば、日常的に車を運転する生活を送っている人に。「あなたは平均よりも運転がうまい方ですか?」と訊いた調査結果があります。
あくまでも平均に比べたら「まあマシな方かどうか」という判断です。このアンケートの結果は驚くべきもので、なんと70%の人が「私は平均以上です」と答えるのです。70%という値は平均値の概念にそぐいません。つまり、多くの人が「自分は平均以上にデキる」と勘違いしていることがわかります。

② 失敗から目を背ける

我々は失敗から学ぶ生き物です。しかし他人の失敗にはとやかく頓着せず、ましては学ぶことなどあまりないと感じているのが普通ではないでしょうか。これは生存者バイアスと呼ばれるもので、一般に成功にはたくさん注目が集まるものですが失敗は見過ごされる傾向があります。
しかし

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