選考情報・体験談

「内定辞退」と伝えたあの日②

「内定辞退」と伝えたあの日②

前回記事「内定辞退」と伝えたあの日に続いて第2弾!

企業に伝える日

僕はFというアルファベットが嫌いになった。
留年が決まったその日は、
単位を落としてしまったことを悲しく思いながらも、なぜ留年したら「会社で働けなくなるんだ?」と疑問も抱き始めた。
能力自体はなんら変わらない。
本当にその会社で働きたかったら、大学に通いながらでも働き続けることは可能だ。
しかし、そんな夢物語は頭の片隅に追いやらなければならない。
それは企業に直接言いにいく恐怖から、芽生えていた感情だきっと。

企業に伝えるのは来週にしようと思った。
3月の中旬でいいだろう。
それまでにFacebookでつながっているから、メッセージを送らなければならない。なんて送ればいいんだろうか?
「留年しました」なんて送ると、カンカンに怒られるって噂をたくさん聞いてきた。
とある企業は、グーパンチ。
とある企業は、醤油をかけられる。
とある企業は、永遠と怒鳴り続けられる。

どんな顔をして何を送ればいいんだろうか?
内定辞退の申し訳なさよりも、嫌な時間を共有しなければならない恐怖が勝っていた。
留年のことは忘れてしまっていたのかもしれない。人間は目の前の恐怖を最も避けたくなる人間なんだ。

企業に伝える日

Facebookメッセンジャーでのやり取り

僕は手が震えていた。
でも大人としてしっかりと伝えないといけないことは言うべきだと男気を見せた。
メッセンジャーを開き、人事の名前を入力。
「〇〇さん、お世話になっております。竹田です。今回残念なお知らせをしなければなりません。実は、単位を落としてしまって、留年してしまいました。伝えるのがものすごく苦しくて、遅くなってしまったこと申し訳ございません。」
と文章を打ち、5分ほどその文章を見つめた。
改行がおかしくないか、打ち間違いはしていないか。
こんなに短い文章なのに、いつも以上に気になって仕方なかった。
そして、文章を送る。
すると、すぐさまメッセージを読んだ合図の顔写真が表示。
「はえええわ」と思いながら、スマホを一旦ソファーに投げた。

Facebookメッセンジャーでのやり取り

そして、ついに当日

銀座線に急いで乗り込んだ。
その時だけは、スーツを着たサラリーマンがものすごくカッコ良く思えた。
サラリーマンって内定をちゃんともらって正社員で働いてるってすごいなと。
会社に着いてしまった。50F建てビルの一番上。
エレベータに乗り込んだが、50の数字を見てもなかなかうまく押せなかった。すると、横から手が割り込んできて50を押す。
「あーついにこの時か」

企業の中に入り、内線の電話の前に。
メモには採用担当へ連絡の方は2を
と書かれている。

「こんにちは、竹田です。人事の〇〇さんを呼んでください」
僕は近くのソファーで座って待っていた。
ドアが開くたびに、「採用担当じゃないか?」と恐る恐る確認していた。
4回後だろうか、ついにその時がきた。
色黒でEXILE系の人事部長とクールビューティーな美人採用担当。
「見た目は眩しいんだけど、マジで怖いんだよ」

次回会話の内容です。

そして、ついに当日

プロフィール

早稲田の留年生。 #バーテンダー #ブロガー シナリオ 脚本なども書いてます。写真も撮ってます。映画作りたいです。
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