①志望動機の内容について

志望動機の内容については、「素直に書きなさい」と伝えます。

選考官が気にしているのは、「本当にこの人はうちの会社やインターンの内容、うちの業界に興味があるのか?」ということ。志望動機に「いい志望動機」や「悪い志望動機」はありません。相手が納得するかどうか。ただそれだけです。

ただ、「薄い」と感じる志望動機はあります。

例えば食品メーカーに興味があって、食品メーカーに入れれば営業でも事務でもなんでもいいという人。

恋愛に例えると、日本人が好きで、日本人であればどんな男性(女性)でもいいと言っているのと同じです。
そんな人から告白されて、果たしてあなたはその人と付き合いたいと思うでしょうか?

まずは素直に志望動機を書けば大丈夫です。しかし、相手が「あ、この人は本当にうちの会社や仕事に興味があって受けてくれているんだな。」と納得してもらえる内容を書くべきなのです。
また、文章構成には気をつけてください。
エントリーシートの書き方が書いてある本やキャリアセンター(大学の就職課)でも言われることです。

結論から書き、その理由や内容について記述するという流れを必ず守ってください。

すべてがこの通りという訳ではないですが、PREP法という考え方があります。

P:結論(Point)
R:理由(Reason)
E:エピソード(Episode)
P:結論(Point)

このように、まずは質問に対する結論を書く。そしてその理由を書く。具体的にどんなことがあったのかエピソードを交える。最後に再度質問に対する結論を書く。

これはエントリーシートの書き方でも面接での回答の仕方でも必ず意識して欲しい方法論です。

②力のアピールについて

「エントリーシートでは企業にアピールしなさい」と誰かに教わっているかもしれません。

はっきりいって、自分が考えた力をアピールしても無意味です。素直に設問に答えてください。

学生時代にがんばったことであれば学生時代にがんばったことを素直に書きましょう。自分がどんな力を持っているかのアピールは不要です。
志望理由を聞いているのに、いつの間にか自己アピールが始まり、最終的に「私にはこんな力があります。」と結論づけられている文章をよく見ます。
「この人は人の話を聞かない人なんだな。」と印象を受けます。

選考官は質問に対して素直に書かれ、その動機や行動について論理的に整然と書かれた文章を読めばその人にどんな力があるのか判断します。

「力がある」ということは決して皆さんが決めることではなく、社会人となって仕事をしている選考官から、仕事の上でどんなときにどんな特徴が力となって出てくるかを判断されることなのです。ですから、選考を受けている会社の仕事に合う力が判断されるような経験を書きましょう。

例えば接客業を営んでいる会社であればホスピタリティや接客販売においてがんばったことがあればなおわかりやすいです。それは仕事で大切にしていることがそのまま活きるからです。

プロからの添削を通じながら一つひとつ勉強していきましょう。

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