エントリーシートの書き方①:文章構成は「結論ファースト」で書くべし

1つ目は、エントリーシートは必ず与えられた質問に対して「結論を最初に書くこと」である。なぜならばこのように書くと、例え内容が薄くても読み手には「何を伝えたいかが明確に伝わる」からである。
例えば設問のテーマが「学生時代に一番頑張った事は何ですか?」という内容であれば「学生時代に一番頑張った事は大学3年生の時に行なったゼミの論文制作です」というように書こう。
よくあるパターンとしては「私は大学3年生の4月から○○ゼミに入り、最初の半年間は週1の勉強会に参加しているだけでした。しかし半年経ってから急遽先生から論文を書くように指示されて…」というように背景から書き出すものである。それでは「何を伝えたいのか全く分からない」内容となってしまう。それが例え素晴らしい経験であっても。
必ずエントリーシートでは「結論ファースト」で書くようすることだ。

エントリーシートの書き方②:文章は「ビジネス文章調」が基本。小説風な書き方は不要

エントリーシート時々見かけるのが「小説」のような書き方をするものだ。書いてくれた人としては「文章力」や「表現力」などをアピールして差別化を図ろうと思っているのだろう。しかしそれでは読んでいる人によって理解が違ってくるためにエントリーシートとしては不適切な書き方だ。エントリーシートは「ビネズス文章調」で必ず書く事だ。誰が読んでも同じ理解になるような書き方で書くべきである。

エントリーシートの書き方③:感想ではなく「事実」と「根拠」を書くべし

これも良くあるパターンとして「意見文」や「感想文」などのようなものも見かけることがある。
もちろん「会社の改善点をあげよ」などの設問では意見を書くのは良いが、ただ単に「面白かった」「嫌い」「好き」のような感想を聞いているのではなくて、「○○ということが○○という理由で楽しかった」のように「事実と根拠」を必ず書くようにすることだ。読み手が知りたいのは「あなたが何を考えているのか」であり「どう感じているのか」ということではない。
それを意識して書くだけでもエントリーシートの内容がビジネスマンの書いた文章に見えるので、大分質が向上するはずだ。

エントリーシートの書き方④:設問だけに答えるべし!無駄なアピールは不要!

これは①でご紹介した「結論ファーストで書くべし」とほぼ同じだが、やや違うこともあるので詳しく説明していこう。
エントリーシートの設問で「志望理由を教えてください」というテーマはどの企業でも必ずある。それを結論ファーストで書くと「私が貴社を志望する理由は○○だからです。」となり、そのあとにその理由を書いていく。ここまでは皆さんも大丈夫だろう。

しかし最後に「…私は自分の○○という強みを活かせる貴社でなら活躍出来ると考えています。」というように、なぜか最後にアピールを入れる人がかなりたくさんいるのだ。

恐らくどこかの就活本に書かれていたのだろうが、これは一切必要ない!それを書くスペースがあるのなら、志望動機の内容をもっと詳しく書いておく方が絶対に有利である。
聞かれている質問だけに答えれば大丈夫だ。ぜひ忘れないでいて欲しい。

エントリーシートの書き方⑤:無駄な「副詞」や「形容詞」などは一切不要

エントリーシートの文章では「かなり」「すごい」などの強調表現の副詞や形容詞は使わないでおこう。理由は、これが書かれていると「幼稚な文章」に見えるからだ。せっかく良い内容でも常識力を疑われてします。を先に「ビジネス文章調で書くべし」と伝えたが、これもそれと同じである。「かなり」とか「すごい」という言葉で評価がマイナスになってしまうのは非常に勿体ない。自分の文章をもう一度見直して、そのような表現が使われていたら、それはすぐに消してしまおう。

エントリーシートの書き方⑥:誤字脱字あり=不合格だと認識すべし

「誤字脱字は不合格になる」
これは本当に覚えておいて欲しい。多くの人は分かっていると思うし「自分は見直しているから大丈夫」と思ってくれているだろうが、それでも人間はミスをしてしまう時はあるものである。
これを最後に書いたのは一番重大なことだと認識して欲しいからである。提出〆切に余裕を持って3回は見直して提出して欲しい。

まとめ

以上が「エントリーシートの書き方入門編」だ。どうだっただろうか?以外と基本的なことばっかりだったと感じなかっただろうか?
そうなのだ、エントリーシートはこの「基本的なことが全て出来ていれば」書き方が原因で落ちることはまずない。しかし多くの人はこれが出来ていないために落ちてしまうだけなのだ。ぜひここで書かれている事は絶対に全部出来るようになっておいて欲しいと思う。
では次回は「エントリーシートでよくある設問」をご紹介していこう。ここまでバッチリだという人は、ぜひ次のレベルアップを狙って読んでみて欲しい。

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