構成の前に抑えておきたい『ガクチカのいろは』

「全国大会出場」「海外留学」など特別な経験がなく、ガクチカで話せるエピソードがないと悩む学生も多いのではないでしょうか。しかし、ガクチカのエピソードはスケールの大きな経験や結果でなくても構いません。アルバイト経験、サークル活動や趣味に打ち込んできた人なら趣味に関することでも問題ないです。
アルバイトやサークルもせず学生時代に何もしてこなかったという人でも、自己分析を丁寧に取り組めば、自分でも気付かなかった過去の経験が見えてくるでしょう。

エピソードよりも過程重視

採用担当者はガクチカのエピソードよりも、成果にいたるまでの過程を重視します。つまり、エピソードは何であれ、採用担当者に「力を入れた経験から学んだことを活かして自社で活躍できそう」と思わせることができればいいのです。
「目的に対してどのような目標を立て、目標達成に向けどのように取り組んだか」を明確に説明できるのであれば、エピソードは何でも構わないのです。

企業の求める人物像を把握したうえで構成する

エピソードはアルバイトやサークル、勉強など何でも構いませんが、エピソードを通してアピールする強みは、企業が求めている人材を把握した上で選ぶといいでしょう。ガクチカで大切なのは、「企業が求めている人材にいかに自分がマッチしているか」をアピールすることです。たとえば、業務で英語を使う機会がなく英語力を重視していない企業に、ガクチカでTOEICについて話し、英語力をアピールしてもそれほど効果的ではありません。志望する企業の企業研究をしっかりして、「求めている人材」を意識してガクチカを作成しましょう。

企業はなぜガクチカを問うのか?

すべてのガクチカに共通する、企業がガクチカのエピソードから何を知りたいのかということを確認していきましょう。相手が何を求めているのかわかることで、ガクチカの話で何に重点を置いたらいいのかがわかります。

①どのくらい思考力があるか

思考力は簡単に言えば「考える力」、何かに対して様々な方向から考え、物事をとらえ、問題があれば最適な解決方法を選択していく力です。商品を売る時や、アイデアを出すときなど仕事においても大切な力になっています。
企業は学生に「今まで頑張ったこと」を聞くことで、その頑張った過程でどのような考え方をして取り組んでいったのかを見ているのです。

②なにがモチベーションになっているか

「頑張ったこと」であるならば、「頑張ろう」と思った気持ちがどこかにあるはずです。
仕事においても「取り組むぞ!」という気持ちをもって仕事をしてほしいと企業は考えています。そのため、学生が何にモチベーションを感じるのかを確認することで、実際に業務に着いたときのイメージができます。

③社風とマッチする人物か

社風や雰囲気に合わない会社に入社してしまうと、入社後にギャップが生じてしまい、早期退社につながる可能性があります。企業は新入社員になるべく長く働いてもらいたいため、入社後のミスマッチを減らしたいという意図もあります。そのため、企業は学生の過去のエピソードを通して、その人が何を考えてどう行動したのかを知り、人柄を見極め自社とマッチしているか判断するのです。

④学びを得ているのか

ガクチカでよくある伝え方として「経験を詳細に説明しただけになってしまう」というのが挙げられます。何かに取り組んだときに、何も感じずにやる人よりも、その過程の中でいろいろ考えながら学ぶ人のほうが、今後業務についた際にゼロから1を生み出せる可能性があると考えます。そのため「頑張ったこと」を通して「何を学んだのか」を企業は知りたいのです。

⑤伝える力があるか

最後は基本的なコミュニケーション能力です。何も知らない人(面接官)に対して、きちんと分かりやすい言葉で自分の経験を伝える能力があるのかどうかも見ています。
エントリーシートでガクチカを書く際は、論理的で伝わりやすい文章を書くよう意識をしましょう。自分が経験したエピソードなどを文章にする場合、どうしても主観的になってしまい、客観的な文章を書くことが難しいです。エントリーシートでは文字数も限られているため、省略してエピソードを伝えようとすると、前後で繋がりの無い文章を書いてしまったり、話が飛んでしまいがちになります。就活では、いかに自分の考えを上手く伝えることが出来るかが重要なので、読み手のことを考えて表現することが大切になってきます。

企業はなぜガクチカを問うのか?

ガクチカのベストな構成

フレームワークに当てはめるだけで伝わりやすいガクチカを作成することができます。

①結論

まずはじめに、学生時代何に力を入れて取り組んだのかを伝えます。「○○で全国大会に出場しました」「1年間でTOEICスコアを500から900まであげることができました」など、結論から話すことで、その後の内容が頭に入ってきやすくなります。結論では、結果や成績だけでなく、どういった取り組みをしたかも簡潔に述べるといいでしょう。細かい説明はあとでできますので、結論部分が長くなりすぎないよう注意しましょう。

②理由

ガクチカで強みをアピールする際に必ず触れておきたいのが、「なぜ○○に取り組んだか」「なぜ○○という目標を立てたのか」というきっかけの部分です。
きっかけを通して採用担当者は就活生の人柄を知ろうとしています。また、目的をもって努力をし、しっかりと結果につながったのであれば「目標を達成することのできる人材である」と評価され、採用担当者の印象にも残るでしょう。

③行動

次にどのような取り組みをしたのか、課題をどのように解決したのかを説明しましょう。具体的な数字を用いて、説明することで説得力がアップします。

④結果・学び

最後の部分でも、結果だけを伝えるのではなく、「力を入れて取り組んだ経験から何を学んだのか」「どうやって仕事で活かすことができるのか」を伝え、しっかりとポテンシャルの高さをアピールしましょう。

ガクチカを構成する際のポイント

具体的・定量的に書く

ガクチカのエピソードは、数字を盛り込んだり、具体的に書くことが大切です。たとえば、TOEICをガクチカで話す際「学生時代は英語の勉強に力を入れ、TOEICで高得点を取得することができました」と伝えたとします。しかし、これではあなたのアピールした高得点が一体何点を示すのか採用担当者には伝わりません。つまり、あなたにどれだけの英語力があるのか採用担当者からは理解することができないのです。
ガクチカを話す際は「1年間週に2回英会話教室に通い、TOEIC スコアを500点から800点にUPさせました」というように、どれくらい勉強したのか、何点取ったのかを具体的に説明するようにしましょう。そうすることで、採用担当者があなたの英語力をイメージしやすくなりますし、コツコツ努力できる人材だというアピールにもなります。題材が何であっても、エピソードは具体的に書くようにしましょう。

学びをどう入社後活かすかまで言い切る

エントリーシートや面接では、自分が企業に何を貢献できるかを伝える必要があります。そのため、ガクチカでも最終的には「○○経験から学んだことを入社後どう活かせるのか」という内容に繋げなければなりません。何度もお伝えしている通り、アピールポイントをどう活かすのかを伝える場合、大切になるのは、企業や志望する職種でどんな人材が求められているのかです。企業が求める人物像と強みが一致すると、グッと評価がアップします。企業が求める人材をきちんと把握し、学んだことを活かして貢献したいと伝えることで、採用担当者も自社で活躍できる人材だと感じてくれるでしょう。

ガクチカを構成する際のポイント

まとめ

ガクチカの構成について解説していきましたが、いかがでしたか。ガクチカは結果や成果を自慢するのではなく、目標を達成するためにどのような努力をしたのかという過程を伝えることが大切です。ガクチカの構成も意識して、魅力的なガクチカを作成しましょう。

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