そもそもコンプレックスって?
コンプレックスというのは「苦手意識」や「劣等感があること」です。
つまり完全に主観的なものである、ということです。
それを「コンプレックス」だと思っているのは自分だけなのです。
多くの場合、コンプレックスは人と比較することによって生まれます。
大学の偏差値が高くないことがコンプレックスな人は偏差値の高い大学に通っている人と比べて、劣等感を持っているのです。
でも、良く考えてみれば今の日本の大学進学率は51.5%です。
そもそも大学にも行っていない人が半数近くいるのに、その51.5%の中だけで良い悪いを比べて落ち込んでいるなんて、世界が狭すぎる気がしませんか。
このように大抵のコンプレックスは他者と比較して、自分が気にしているだけなのです。
しかもその比較対象である「他者」自分の周りのごく1部の人だけだということもよくあります。
そして多くの場合、人はコンプレックスと向き合わず、逃げようとします。
あがり症の人は人前に出ることを避けてしまいます。
そして、逃げ続けた結果、「採否を面接で決めるのはおかしい」など、環境のせいにしてしまいます。
このように周りに責任を押し付けると、自分で改善しようと思わなくなります。
改善する気がなければ成長しないので、ずっとコンプレックスを持ち続けてしまいます。
でも責任転嫁したところで環境は変わりませんから、逃げたはずのコンプレックスが余計のしかかってくることになります。
よく考えてください。
もともとは他者との「ちょっとした違い」です。
その個性とも言うべき部分を「自分」が「勝手に」気にしているだけです。
もう一度よく向き合ってみたら、大したことじゃないかもしれませんよ。
失敗したのをコンプレックスのせいにしない
面接でうまく話せなかったとき「あがり症だから…」と思っていませんか?
不採用通知を見て「やっぱり学歴で落とされた」と思っていませんか?
実際になにが原因だったかは問題ではありません。
重要なのはコンプレックスのせいにして立ち止まっていてはいけない、ということです。
コンプレックスを理由にするのではなく、本当に他に原因はなかったか、改善策はないか考えてみる必要があります。
あがり症「だけど」、ちゃんと話せるように準備をしっかりしよう。
学歴は低い「けど」、部活動はがんばったからそっちでアピールしよう。
容姿に自信がない「けど」、身だしなみや姿勢、表情に気をつけよう。
そして
コンプレックスが気になる「けど」、私にはこんないいところがある
マイナスな感情が出てきてしまった時には「けど」をつけて方向転換をしましょう。
コンプレックスが原因で立ち止まってしまうことが1番危険です。
短所が気になるからこそきちんと向き合い、その上で長所にも目を向け、カバーできるものはないか、対策手段はないか、よく考えましょう。
まとめ
コンプレックスから逃げ続けていては、結局自分の首を絞めることになります。
きちんと向き合い自分なりの乗り越え方を模索しましょう。
卑屈になっている人間は魅力的には見えません。
就活で見られているのは「人間性」ですよ。

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