なにが不利なのか?

 
就活スケジュールが後ろ倒しになってしまった今、卒論の研究と就活のピークが完全にかぶってしまっています。
一般的に授業数が多く、研究で忙しい理系学生は、3,4年でほとんど授業がなくなる文系学生と比べて不利と言えます。
 
しかしこの不利は前もってわかりきっていることなので、対策を練ることができます。
 
 
文系学生以上に早い段階から就職活動の準備を始めましょう。

研究が忙しくなってからでは、自己分析や企業研究も十分にできなくなってしまいます。
時間があるうちにじっくり調べて考えて、受ける企業も絞っておきましょう。
エントリーする企業を絞らないと、研究の時間がどんどん削られてしまいます。

また、後ろ倒しになったと言っても、8月以前に内々定、つまり事実上の内定を出している企業が多くあります。
早めに始めて進めていれば、早めに内定をもらって就活を終了し、研究に集中することができます。
 
 
企業側も理系学生が研究で忙しいのは知っているので、理系向けの就職セミナー等も多く開催されています。
こういうセミナーの情報を逃さずキャッチし参加することで、内定へはかなり近づくことができます。

時間の制約以外には不利はなし!

 
研究で忙しく時間が取れない以外には理系だから不利なんてことはほぼありません。

文系に比べ学生生活について話せることが…と言う意見もありますが、勉強や研究だって十分自己アピールになります。
アルバイト経験やサークル等組織に所属した経験も少ないかもしれませんが、逆に文系学生には経験できないことをやってきているはずです。
 
 
また、文系就職では大学で学んだ内容自体は重視されませんので、理系だから知識がない、なんて思う必要もありません。
苦手意識があるなら社会教養や一般常識と、その業界についての予備知識だけ勉強しておきましょう。
専門用語や、実際に業務で使う知識は、入社してから研修等で身につけることができます。

有利なところはどんどん利用しよう!

 
理系だからこそ有利な部分もたくさんあるはずです。
 

① 論理的に考えられる
 
理系はデータ、証明、定義、etcと、論理を基に研究をしますよね。
論理的な思考が身に付いている理系学生は企業にとってすごく魅力的です。
 
また、論理的に考えることで常に冷静でいることができます。
その結果、周りに流されることなく、正しいことをはっきり主張できます。
ミーティングや打ち合わせで感情的にならず冷静な意見が述べられるのは貴重です。
 

② 集中力がある
 
理系学生は、勉強もそうだが趣味等にもより深く集中して取り組む傾向があります。
研究内容以外にも興味のある分野に対して豊富な知識や理解を持っている人が多いです。
こういった職人気質は、仕事でも必ず活きてくるので、歓迎されるでしょう。
 
 
③ 理系の知識が活きる
 
今どきは、どんな企業に行っても必ずというほどパソコンを使います。
機械やITに詳しい理系学生は重宝されます。

経理の仕事であれば、文系よりも理系学生の方が向いているでしょう。

また営業職等でも、商品についての知識を持っていて説明できる理系学生は、お客さんの信頼も得られます。
 
 
 
安直な考え方にも思えますが、実際大学受験のときや大学に入ってからも数学や化学、物理を勉強して使ってきた知識や考え方は、必ず業務にも活かせます。
 
仮に活かせなくても、採用担当者にそう思ってもらえればいいのです。

まとめ

 
理系からの文系就職は決して難しいことではありません。
 
むしろ理系だからこそアピールできる有利な点がたくさんあります。
 
 
理系ならではの不利な点、有利な点をそれぞれ把握し、上手に利用していきましょう。

まとめ
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