困難に向き合い、乗り越え、実現してきた経験を教えてください。(300字以内)
4年間の個別塾講師の経験である。特に会話をせず中1並みの学力だった中学3年生を1年間担当し、受験に挑んだときに最も困難を感じた。当初はアルファベットや四則演算ができず、生徒の理解度も把握できなかったため生徒に厳しく対応した。しかし、教室長との情報共有を率先したことで「いじめで自信を失った」と分かった。そこで生徒を積極的に肯定することが必要と考え、授業では「自分にもできる」をテーマに簡単な問題を何度も解かせ、ミスをしても褒めることを徹底した。その結果、自分から発言し勉強をするようになり、第一志望の高校に合格することができた。この経験から、「相手の目線に立って考え行動すること」の大切さを学んだ。
他者を巻き込み、リーダーシップを発揮した経験を教えてください。(300字以内)
高校の剣道部で自主練習を普及させ、部全体のレベルアップに貢献した経験である。中学では公式試合で1度も勝てず、高校進学時は部内最弱だったため1人自主練習を始めた。1年ほど経ち代が変わると「掲げた目標に対し稽古時間が短すぎる」との声があり、また自分だけで行う練習に限界を感じていたことから他の部員を勧誘した。はじめは2名ほどだったが、普段の稽古で気になった点を納得するまで確認する練習を始めたことで、最終的に部内の半数近くが参加するようになった。そして全体の実力が向上し、最後の県大会ではレギュラーとして勝利に貢献しベスト16になれたことで、「自分だけの努力に満足せず、全体に還元することの大切さ」を学んだ。
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