恋愛と面接は似ているのか?

恋愛と面接は似て非なるもの。これは僕の持論です。よくこの2つは似ていると言われるし、そのように書かれている本もあったりしますが、でも実際には違います。理由はいくつかあるのですが、決定的に違う要因は、面接官に自分の本質を理解してもらい、好感を持ってもらえたとしても、会社の採用要件にハマらなければフラれてしまう、つまり落ちてしまうからです。面接官個人の評価だけで内定は出ないということですね。

「就活は内定をもらうことがゴールではなく、入社した会社でイキイキと輝いて働くことが真のゴールである」

これも僕の持論であり真実ですが、就活をこのように考えたときに、実は面接以上に恋愛と似ている事項があるのですが、分かるでしょうか?

それは会社に対する惚れ具合と、辞めずに長続きするためのポイント、という点です。これは恋愛に非常によく似ていますね。

学生時代、積極的に恋愛をしたほうがいい理由とは?

例えば、友達の紹介でも合コンでもバイト先でも、出会い方は何でもいいのですが、出会った相手と何度か話をしてるうちに、自分からすごく好きになってしまったとします。そうすると、常に心はその人一色。寝ても覚めても、その人のことが気になって仕方ない。恋愛、特に片思いの初期というのは、そんな感じですよね。

少し話がそれますが、学生時代の恋愛は積極的にやった方がいいと僕自身は思います。そして僕が出会う学生にもそう言います。恋愛ほど相手のことを慮ることって、なかなかないし、そうすると人の心の痛みが分かる人間になれます。同時に、学生時代という成長期に、恋愛でツライ目やイタイ経験をしておくと、相手の腹黒さや邪心まで読めるようになってきて、人を見る目が養われると同時に、物事って自分の思い通りには進まないということも学べる。すると大人になってから、物事に動じにくくなる。騙されにくくなる。相手の政治的意図を理解した上で、敢えて相手のシナリオに乗っかることも出来る。

人を視る目を若いうちに養うためには、理屈ではなく実体験が不可欠。それは恋愛が効果的ということなんですね。もちろん恋愛以外でもいいのですが、恋愛の方が気合入りますよね。だから、必ずしも恋愛に発展しなくてもいいから、いろんな人に興味を持って好意的に接するということを意識するのは大事だと思います。

僕の学生時代は、正反対の毎日だったので、余計にそう思います。

恋愛が長く続く2つの要素とは?

話を戻しますが、どんなに好きになった相手であっても、お付き合いできたら一生大事にする!と決意した相手でも、好きだとか惚れたとかっていう感情は、付き合っていくうちにだんだんと冷めていきます。少なくとも最初出会ってラブラブだった頃よりは、確実に冷めるはずです。まあこれはある意味で仕方ないことでもあるのですが。

こういう、冷めていく気持ちを埋めて長いことお付き合いできる要素って、少なくとも2つあると僕は思っていて、それは、相手の性格や生き方、価値観、仕事観、なんでもいいんですが、「無条件に尊敬できるところがいくつあるか?」という点と、「お互いがお付き合いのなかで、人間的にも経済的にも成長していけるか?」という点です。

後編に続きます。

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