人見知りは、本当に人見知りなのか?
就活を頑張ったり、社会人になると、目先の仕事に追われたりして、結果的に20代前半になかなか恋愛ができない、と言う人が世の中にはいます。恋愛に興味がない、とか、好きな人が出来ない、とか、そういう理由で恋愛をしない場合は、他のことに神経を奪われて、自分が持っている感情に気付いていないということかもしれません。
ところで、20代前半にあまり恋愛をしない人の中に、「人見知りをするから・・・」「臆病だから・・・」というタイプの人がいます。まあこれって、恋愛に限らず起こり得る話なのですけどね。
恋愛における人見知りというのは、実は本当の人見知りではなくて、相手に対して自分の悪いところをイキナリ見られたくない、すっぴんの自分を見せたくないっていう気持ちの現れです。少しでも良い自分を見せたいと思って努力することは、相手に認めてもらえるよう、そこに到達しようとする向上心でもあるから、それがダメとはもちろん言いません。
砂利道を頑張ってハイヒールを履いて、つま先立ちになって歩く人
よく、他人にはなかなか自分の心の内を見せられない、本当の自分を出せない・・・っていう人がいます。本当の自分を出す出さないという議論については、実は僕はどんな局面であろうが、その時の自分が本当の自分であるという論者なのですが。
でもそんな人でも、付き合った相手次第で、自分の素をさらけ出せる、ということがあります。出会った当初から、飾らないで接することが出来た・・・ってね。こういう相手には間違いなく心が奪われますよね?
出会った時に平気だったというのは、実は自分サイドの心境の変化ではなく、相手サイドの受け止め方の問題です。その相手の人は、自分がイキナリ見せたくないと思っている部分や、自分が悪いところだと思っている部分を、普通に認めてくれたというだけの話。
人見知りをする人は、どんなデコボコ砂利道でも、頑張ってハイヒールを履いて、つま先立ちになって歩こうとしています。それが自分の本当の姿だと思っているからです。でもかなり不自然でしょ?本当はスニーカーを履いて、地面にしっかり足の裏をつけて歩く方が楽だし、安定しています。何より自然です。
出会った当初から飾らないお付き合いが出来た人というのは、最初から相手が、すっぴんでいいじゃない!気取らずスニーカーで歩こうよ!と胸襟を開いてくれて、自分としても、ああ、それでいいんだ、なんか気が楽だ・・・って、そんなお付き合いが許された関係だったのだと思います。
自分の素を出し合う際の温度差。
こういうお付き合いが出来れば本当に理想なんですけどね。会社選びだって、最初から自分の素がさらけ出せる環境で、素直に先輩や上司の意見や教えを聞けるような雰囲気であれば、若者はそんなにすぐに仕事を辞めないのでしょうけど。でも実際には、そういうお付き合いが出来るのってなかなか難しい。
失恋する時に、「あなたの気持ちが判らない・・・」と言われることがあります。男女問わず、ね。自分としては、ただただ相手に嫌われたくない!相手が自分のことを悪く思っているのではないか?と不安・・・っていう気持ちから、知らず知らずのうちに相手に距離感を持っていたのかもしれません。
気持ちが判らないと言われたということは、相手に最後まですっぴんを見せなかったのでしょうね。少なくとも相手はそう感じたのでしょう。もともと人見知りだと思っている自分としては、自分のすっぴんの出し方が分かってないし、出すと嫌われちゃうって思っているから、きっとどこかで線引きしていたのかもしれません。
相手のほうは、恐らく等身大のすっぴんの自分を出していたのでしょう。だからこそ疑心暗鬼になってしまったのではないでしょうか?恋愛って、すっぴんのお付き合いが出来さえすれば、非常に単純なものなのだけど、相手のことを好きなだけに、どうしても難しく考えてしまうからね。
続く。
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