とにかく過干渉!
モンスターペアレントと言うかどうかグレーなラインではありますが、子の就活に積極的に関わりたいと思っている親は多いようです。
親向けに就活セミナーを開く大学、親向けの説明会を設ける企業も少なくありません。
そういった場では、就活生より真剣に話を聞き、熱心にメモを取る親の姿が目撃されています。
どの親も子の将来が心配でしょうがなく、就活の情報を得るためにこういったイベントに参加するようです。
ここで情報を得た上で、「的確な」アドバイスをしてくれるのならよいのですが…
・「俺の頃は2,3社に絞って就職活動していた。50社も60社も受けるなんて…」
・サイトから勝手にエントリー。スケジュールを見て「もうすぐ締切よ!」
・「どこを受けるの?」「面接はどうだったの?」→「そんなんじゃダメよ!」
・「金融に絞りなさい」「営業なんかダメ」「ITなんて向いてないぞ」
こんな風に学生の意見を無視・否定し自分の意見を押し付ける親が多いようです。
一緒に戦ってくれるのは嬉しいですが、過度な干渉は控えてほしいですね…。
口出しだけでは納まらない?
そしてさらにモンスター化してくると、子供に意見するだけでは納まらないようです。
電話ネタでは、
・自分の子供がいかに優れているか語り、「だから採用しろ」と長電話。
・「どうやってエントリーしたらいいのか」
・お子さんが行うように言うと「子どもが行きたいかわからない」
・大学に電話して「ウチの子が未だに内定がもらえないのはなぜだ」
・「小規模企業にしか内定がもらえないのは大学の就職指導のせい」
・「○○(子の名前)の内定を辞退したいんです」
など、本来学生がするべき電話を親がしてしまったり、理不尽なクレームを入れたりと過激な親がいるようです。
さらに電話でも納まらない親もいて、
・子のかわりにESを持参
・面接会場のドアに耳をつけて中の様子を窺う
・不採用の理由に納得できず来社し、「社長に会わせろ!」
などなど明らかに行き過ぎた行為もあるようです。
もちろんこういった親の行動に対して、企業側は良いイメージは持ちません。
むしろこの時点で選考から外れてしまうことがほとんどでしょう。
このような行為がむしろ逆効果だというのがなぜわからないのでしょうかね。
親の言いなりになってしまう
そしてそんな過干渉な親のもとで育ち、完全に言いなりになってしまう学生もいるようです。
・面接で「父から勧められたからです」「母が一部上場企業にしなさいと言うので」
・「親と相談して決めます」
・内定辞退の際「自分は御社に行きたいが、親が反対したので辞退します」
親に言われた通りにしておけばいい、という無責任で甘えた考えが表れていますね。
過干渉な親も問題ですが、その親の意見を鵜呑みにしてしまう学生も問題があります。
就活における親子の関係
親に干渉され、満足な就活ができなかった、という学生は多くいます。
心配してくれるのもアドバイスしてくれるのも嬉しいことではありますが、意見を押し付けられるのは嫌ですよね。
自分が行きたい企業や自分のやり方が否定されるのは辛いです。
できれば、自分が望む道を親にも応援してもらいたいものです。
就活は人生の大きな分かれ道です。
だからこそ自分を信じて見守ってほしいものですね。
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