【就活はいつから?】早期化・長期化してるって本当?

就活スケジュールを決めているのはいったい誰?

就活について調べていると、「経団連」という団体が「大学3年生の3月に説明会を解禁し、大学4年生の6月に採用面接などの選考を解禁する」というルールを作っていることを目にします。

経団連とは、日本経済団体連合会という組織であり、約1300社が会員になっている団体です。前述した就活スケジュールのルールは、学業を疎かにしないことを目的に作られました。しかし実際には経団連に所属している企業でも、内々に選考を早めに進めていたり、業界によっては早期に優秀な学生を囲い込むなど、就活の早期化が見られます。

そのため2021年卒業以降の学生からこのルールは撤廃することになっており、改めて政府主導で新しい就活のルール作りを進めています。なお、当面は今まで通りのルールということになっており、2023年卒業の学生はこれまで通りのスケジュールということが決定しています。

つまり2023年卒業の学生の就活スケジュールは
2021年~2022年 夏・冬 インターンシップ
2022年     3月~  説明会開始
2022年     6月~ 選考開始
2023年     春 卒業・入社   となります。

確定はしていませんが、このままいけば2024年卒業の場合は
2022年~2023年 夏・冬 インターンシップ
2023年     3月~  説明会開始
2023年     6月~ 選考開始
2024年     春 卒業・入社   となります。

ただし、あくまでも経団連のルール上はということであり、この通りに採用活動をしている企業は極めて少ないです。
 

就活の早期化・長期化がなぜ起こるのか?

経団連でルールが設定されているのにもかかわらず、就活のスケジュールが早期化しているのは、このルールに強制力がないためです。企業にとっても優秀な人材と早めにコンタクトを取って選考に招待したいという思いがあります。そのような企業では、インターンシップを通して本選考とは異なる選考ルートを紹介したり、自社社員をメンターとして就けて就活を有利に進められるようにしたりしています。

また就活の長期化という面では、今後就活の開始期間を設けない案も出てきており、つまりそれは大学入学時から就活に向けての準備や動きができるということになります。今も長期インターンシップなどで大学1年生から企業で仕事をすることも可能です。長期インターンシップを経てそのまま内定をもらえるという話もあり、大学3年生以前からも就活ができる環境は徐々に広まっています。

このように就活は志望する企業や業界によって開始時期は様々であり、全体としては早期化している傾向にあります。また多様な企業の選考を受ける場合は、それだけ就活期間も長くなり、さらに大学1年生から長期インターンシップに参加すればそれだけ就活が長期化するということも言えます。

「就活はいつから?」という問いには、もはや「いつからという定義はなく、自分の志望や計画によって多様に変えられる」という答えがしっくりくるかもしれません。
 

志望企業の早期選考をどこで知ればいいのか?

「大学4年の6月選考開始を信じれないなら、何を信じればいいのか…」と思っている人もいるかもしれません。企業はなにも早期選考を秘密裏にやっているのではなく、多くはインターンシップを通して学生に情報を提供しています。
それゆえ、就活の波に早めに乗るためには、インターンシップに参加することをおすすめします。学年不問のインターンシップもありますが、就活で一番早いインターンシップは大学3年生の7~8月に開催されるサマーインターンシップです。大手企業や人気企業はインターンシップの選考もおこなうことがあるため、6月あたりから情報収集や対策を強化するといいでしょう。

【就活はいつから?】早期化・長期化してるって本当?

23卒はオンライン就活が一般的になる?

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、多くの企業の採用活動でオンライン化が強いられました。現在ほとんどの企業がオンラインの採用活動に対応しています。そのため、今後の就活もオンラインありきになると想定してよいでしょう。

【業界別】主な就活の流れ

就活は早期化・長期化しているとお話してきましたが、業界によってはおおよその流れが決まっています。これから紹介する業界への志望を考えている人は、特にチェックしておきましょう。
 

外資系企業

優秀な学生を早期に獲得したいという目的から、スピーディーな就活が特徴的なのが外資系企業です。

大学3年生04月~07月 サマーインターンシップのエントリー&選考
大学3年生08月~09月 サマーインターンシップ
大学3年生10月    企業説明会&本選考エントリー
大学3年生11月~12月 採用選考&オータム・ウィンターインターンシップ
大学3年生01月~02月 内定

スピーディーな就活だけではなく、インターンシップが本選考に直結することが多いのも特徴の一つです。例えば、インターンシップで優秀な結果を出した学生に実質的な内定を出したり、インターンシップに参加していないと本選考にエントリーできないなどが挙げられます。
いずれにしても、外資系企業を考えている方は特に早めの対策が必要です。
 
 

一部マスコミの企業

新聞社や通信社、テレビ局なども独自の採用選考を設けている業界の一つです。企業によっては異なりますが、大体大学3年生の秋ごろから説明会を始めて、選考会の情報を解禁していきます。これはマスコミ業界の慣習として、マスコミの大手企業の選考が終わってから、地方企業の選考をおこなうという流れがあるため、全体として採用試験の開始が早くなっています。
特にテレビ局は特殊です。部門によっては大学3年生の春頃にはインターンシップの募集をおこない、サマーインターンシップに参加しないと本選考に参加できないといったところもあります。マスコミ、テレビ業界を志望している人は早めに情報収集をしていきましょう。

大学3年生06月~10月   インターンシップ
大学3年生11月~翌年03月 選考
大学3年生12月~翌年03月 内定
 
 

経団連非加盟企業

経団連に加盟している企業は約1300社ですから、多くの日系企業、とくに中小企業はこれに属していないことになります。

大学3年生06月~08月      サマーインターンシップ
大学3年生08月~翌年01月    オータム・ウィンターインターンシップ
大学3年生02月~大学4年生08月 選考
大学3年生03月~大学4年生08月 内定

経団連加盟企業とは違い、一律のルールがないため企業ごとに異なりますが、大体大学3年生の1~2月頃から説明会や募集が始まります。中小企業の中には複数回採用試験をおこない、大学4年生の8月以降も採用しているところもあります。
 
 

ベンチャー企業

ベンチャー企業も外資系企業と同じように、インターンシップで優秀だった学生に内定を出すなどして、大学3年生のうちに内定を貰っている学生が出てきます。一方で大学4年生の6月以降も採用試験をおこなうところもあります。こちらも一律のルールがないため、納得がいくまで採用をおこなっている傾向があるといえるでしょう。

大学3年生04月~07月      サマーインターンシップエントリー&選考
大学3年生08月~09月      サマーインターンシップ
大学3年生09月~11月      オータム・ウィンターインターンシップエントリー&選考
大学3年生11月~翌年01月    オータム・ウィンターインターンシップ
大学3年生12月~翌年02月    企業説明会&内定
大学3年生03月~大学4年生06月 本選考&内定

【業界別】主な就活の流れ

就活はいつから準備すべき?インターンや面接を見据えた準備をしよう!

就活のおおまかな流れがつかめましたか?
ただ、さっそく就活を始めようにも何から始めたらいいのか分からない人も多いはずです。
前述した通り、まずは気になる企業や業界のインターンシップに参加してみましょう。早期選考の情報収集にもなりますし、業界や企業理解も深まり、就活生としてのレベルがグッと上がります。インターンシップに照準を合わせることで、早期化した就活の流れに乗ることができます。
 

①自己分析・業界分析をしよう

自己分析と業界分析は就活の軸といっても過言ではありません。自己分析を通して自分は何が好きでどんなことに向いているのか、どういうことなら意欲的に働こうと思えるのか、自分のことを理解していきましょう。また、あわせて業界分析をすることで、自分の価値観や趣味嗜好とあう業界を探すことができます。
さらに業界分析を通して、普段の生活では知ることができない業界に出会うことができます。もしかしたら知らないところに、自分に合う業界があるかもしれません。
インターンシップに参加する企業を決めるときは、自分が興味のある企業・自分が好きなものと通じる企業・自分の性格に合いそうな企業を中心に決めてみましょう。またもし第一志望の業界がダメだったときに受けるであろう業界もインターンシップで見ておくことで、就活中にスムーズに軸を変更することができます。
 

②自己PRやガクチカを作ってみよう

インターンシップはESの提出、学力・適性テストの受験、面接の3つをクリアして参加が決まることが多いです。その中でもESと面接では、「自己PR」「ガクチカ」「志望動機」が必要になります。「志望動機」は受ける企業が決まらないと考えられませんが、「自己PR」と「ガクチカ」は早めに対策ができます。自己分析を通して、自分の強みは何か、学生時代に頑張ったことは何かを考え、作成していきましょう。
 

③Webテストの対策をしよう

インターンシップから本選考まで、選考にはWebテストがつきものです。どれだけ精度の高いESを書いて面接の準備をしたところで、Webテストができないとまったくの無駄になってしまう可能性があります。インターンシップの選考を始める前にしっかりと時間をとって勉強し、Webテストを勉強するリズムを早めに作っておきましょう。テストは様々な種類があり、テストごとに対策も異なってくるので、しっかりと調べておきましょう。

就活はいつから準備すべき?インターンや面接を見据えた準備をしよう!

まとめ

就活がいつから始まるのかという問いを中心に、業界別のスケジュールや就活開始時の対策などを解説してきましたが、いかがでしたか。就活開始のルール一本化はなくなりつつあり、通年採用を開始しようという声も挙がっています。就活の期間がないということは、ある意味で長期化することになりますが、一方であらゆる選択肢が出来たということもできます。今は長期インターンシップも存在します。周りの流れにとらわれずに、学業と並行して、自分が将来どんな働き方をしたいのか考えていきましょう。

まとめ

関連記事

新規会員登録はこちら
ページトップ