利益を意識して考えられる力を持っているか

新卒で採用する学生の場合は、
今現在の能力、資格、経歴などよりも将来的な可能性の方を重視されます。
では将来的な可能性とはなにか。

その一つとして、利益を意識して考えられる力を持っているかです。

企業にとって最も重要な事は利益を上げる事であり、
利益を意識したビジネス的感覚を持った人材は特に大切です。
こういった力は仕事を通じて養われていきますが、
学生の時点で長けているとプラスαの成長や貢献が期待でき企業から好感されます。
こういった力は感覚的なものなので、
知識よりも実体験を基に養われる事が多く、1日2日で身につくものでもありません。
学生の場合であれば、アルバイトなどを積極的に行ったりすると早くから養われてくるかと思います。
こういった感覚がある学生は、
面接やディスカッションなどの何気ない会話の内容も違いがあるので、目立ち評価されます。

長年勤めてくれるか

企業の新卒採用は、一般的に長期的なキャリアを考えての募集となります。
最初は教育、育成に費用を掛け、いずれ活躍する人材となった後にリターンを受ける、
いわば長期投資の様なものです。
ですので、直ぐに辞められると大きな損失となり、
長年しっかりと勤めてくれる学生を特に求めています。

その基準となるのが、志望動機や将来のビジョン、打たれ強さ。
客観的に見て、長期的に働く意欲が感じられる動機やビジョンがある学生は好感されます。
また、挫折から立ち直った経験などは、辛い仕事でも投げ出さずに取り組めるか、
といったところを見ています。

逆に、ただ単に企業や仕事に関心を持ったため志望した、
将来のビジョンが企業の方針とかけ離れている学生などは
たとえ能力や経歴が優れていたとしても採用に至らない場合があります。

リーダーシップがあるか

団塊の世代が次々と引退していく中、
今多くの企業で特に求められているのがリーダーシップのある人材です。

学生生活でのリーダーシップと仕事上のリーダーシップはまた違う部分もありますが、
リーダーシップは経験から養われる部分が大きいので、
学生時代からリーダーの経験が豊富な方は好感されます。
特に人数の多い集団でのリーダー経験や、
アルバイトなど仕事を通じてのリーダー経験は評価されてきます。
またリーダーシップは経験だけでなくその人の感性や考え方、
センスなどもキャラクター部分も大きく影響してきます。
たとえリーダー経験がなくとも、
その企業でリーダーシップを発揮できそうなキャラクターを持つ学生であれば、
企業は好感を持ちます。

最後に

企業がホントに欲しがっている人材にはこの様な事が上げられます。

ここで紹介したいずれにおいても、直ぐに身につくものではなく、
選考の時にだけ無理やり取り繕うとすれば見透かされます。
ですので日頃から意識して培う事が大切になってきます。

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