コンサルティング・シンクタンク業界の志望理由と、なぜその中で日本総研を志望した のかをご回答ください。(400字)

コンサルティング・シンクタンク業界を志望する理由は、クライアントの繁栄と社会の発展に貢献できる仕事だと感じたからです。私は経済学を専攻しており、日本の持続的な成長には何が必要かを考える機会が多く、日本が成長していくためには産業、企業、個別の事業において、成長戦略が求められる。コンサルタントの仕事はクライアントが抱える課題に主体性を持って取り組み、クライアントである企業や行政・公共機関全体を動かすことで課題の解決へと導くものである。私は産業や企業の成長に貢献し、それらの蓄積により日本の持続的な成長にも影響を与えていきたい。私が考える貴社の強みは、官民を問わず、広範な分野で戦略の立案から実行支援まで、トータルにサービスを提供できる経験・ノウハウを有している点である。多様なニーズに対して最適なソリューションの提供を行ってきた貴社でなら、日本の持続的な成長に貢献できると感じ、志望するに至りました。

現在、社会や企業が直面する問題について、ひとつを選び、その原因を分析すると ともに、対策を考えてみて下さい。(800字)

社会インフラの国際展開において、受注実績で欧米や中国・韓国等の企業に遅れをとっている問題について取り上げるとする。日本企業はエネルギー、交通、情報通信、生活環境等の分野において、個別の製品や要素技術では世界トップ水準のものが多い。しかし、社会インフラの国際展開における国際競争は熾烈を極めており、現状として諸外国に遅れを取っている。考えられる原因は、相手国・企業のニーズへの対応力の差、優れた機器や技術をもとにしたマーケティングやブランディングといった経営面でのノウハウ不足、インフラの海外展開を担える人材が限定的である点だ。この問題を解決するための対策としては、交通、エネルギー、環境、情報・通信、防災などインフラを構成する各分野を個別に扱うのではなく、相手国のニーズや実情を配慮した上で、それらを合わせた包括的な都市システムの提案を行うことである。包括的な都市システムの提案を行うことを対策として考えた理由は三点あります。一点目は新興国の経済成長により、都市機能の抜本的な強化や都市の再開発に対するニーズが高まっていからである。二点目は複数の要素をもつ都市システムの展開は、多くの日本企業が計画から参画し、相手国の政府や現地企業とネットワークを構築しつつ、計画段階から日本の技術や制度設計をプロジェクトに盛り込ませることが可能となるからである。三点目は日本の高度経済成長期以降、人口や産業が急速に都市部に集中する課程で、エネルギー・環境問題、大都市問題、防災などのさまざまな課題に対応しつつ、社会インフラを整備しており、システムにかかる技術や制度設計、ノウハウを有しているからである。以上の理由より、包括的な都市システムの提案を行うことが重要だと考えます。そして、日本が社会インフラの国際展開で世界に貢献していくのと同時に、将来的に多くの日本企業のビジネス機会拡大にも繋がっていくと考えています。

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