就職活動おいて企業を選ぶ際、重視する点を教えて下さい。230

第一に「使命感を持ち働けること」を重視する。下記のコーチの経験で、人を支え役に立つことができるという使命感が私の原動力であった。私は人々を満足させることで、社会人としての使命感を持てる働き方をしたいと考えている。第二に「社会のニーズに応える姿勢と柔軟性」を重視する。人々に満足を届けているつもりが、実は自己満足だったということにならぬよう、社会の声に耳を傾け続けたい。第三に「チームで働けること」を重視する。達成感や苦労を分かち合い、切磋琢磨する中で成長していきたい。

当社を志望する理由を教えて下さい。460

化学メーカー、とりわけ貴社を志望するのは、上記の三点を満たしているからだ。第一に、生活に広く浸透する素材を扱う化学メーカーは、人々の生活を支えるという使命感を持ち働ける。中でも貴社のシリコーン事業は、日々用途が増加する、生活になくてはならない素材であり興味を持っている。第二に、化学メーカーは社会のニーズに応え、製品の多角化を進めている。中でも貴社は、国内外でトップシェアの製品を多く有している。これは社会が求めている事業を徹底して追求した結果だと考える。第三に、化学メーカーの営業の仕事は、くみ取った顧客のニーズに開発、製造、購買など様々な部門と協力して応えていくチームプレーだ。中でも貴社は、営業、開発、製造の三位一体のモノづくりを掲げており、他社よりもチームを意識して働くことができる。
私は貴社で営業に携わりたい。人と向き合い信頼関係を築くという私の強みを生かし、顧客のニーズを引き出すことができると考えるからだ。貴社の高い利益率、健全な財務体質という挑戦を促す土台で、顧客のニーズに応えるような製品の開発に挑戦したい。

あなたが考えるあるべき社会人像とは、どのようなものか教えて下さい。530

社会人に必須なのは「誠実さ」だ。ここで言う誠実さとは、自分がやるべきことに、全力で取り組むことである。この想いを抱いたのは、私の尊敬する先輩がきっかけだ。彼は人望が厚く、多数の組織で代表格に就いている。その人望の源は彼の誠実さだ。彼は、自分の仕事・役割に強い責任感を持ち、徹底的に調べ何度も推敲を重ねることでやり遂げる。自分はそこまで完璧を求められるのか、どこかで妥協をしてしまうのではないかと思いながらも、彼の誠実さを目標に学生生活を送った。手を抜いた世渡り上手な生き方もあるが、最後に結果を出すのは誠実さだということを私は信じている。また、社会人は「社会をより良いものにするという志」を持つべきだ。社会の恩恵を受けるばかりだった学生時代を経て、社会人として社会をより良いものにし、次世代に繋げる。これは社会人の義務だと考える。どんな単純作業でも、淡々とこなすのと社会の発展に間接的に繋がっていると意識するのとでは、成果や吸収できるものが大きく異なると考える。
最後に、社会人は「相手の立場になる」ことが重要だ。ビジネスの交渉において重要なことは、取引成立という最終的な目的は共通していることをお互いに認識することだと考えるからだ。

学生時代、最も注力したことを教えて下さい。また、そこから学んだこと、感じたことを教えて下さい。600

学生時代、学外のバレーチームのコーチとして、選手と共に試合で勝利を目指した。人の役に立ち、頼りにされたいという想いから取り組んだ。しかし、当初は技術不足が原因で私は選手に不信を抱かれ、「こんなコーチでは不安だ」と言われていた。歴代のコーチのように技術で信頼を得られない私は、従来のコーチ・選手の関係を改善することで信頼関係を築こうとした。従来の関係は上下関係で双方の意見交換ができておらず、そこを改善すれば練習の充実を通じ強いチームになることができると考えた。まずは、粘り強く対話を繰り返した。その際に、力不足の自分は選手の意見を指導の参考にしたい、と伝え自分をさらけ出すようにしていた。また、自主練で技術を磨いたり、教本で知識を身に着けたりして、対話だけでなく行動でも熱意を伝えた。こうして選手と意見交換をするようになった私は、信頼の獲得と本音を聞き出すことが可能になり、選手の意見を生かした指導をすることができた。チームは5年ぶりに試合で決勝リーグに進出し、選手から頼られる存在になることができた結果、「コーチに指導してもらえてよかった」と感謝されたことは忘れられない。自分をさらけ出して人と向き合え、人のために努力を厭わない性格が、選手と信頼関係を築き上げることに繋がった。この経験で、「自分なりの視点」と「根気よく熱意を示すこと」が困難に向き合う際重要だと学んだ。

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