<事例2-②> 「常に視野を広く、客観的に物事を捉える姿勢」
二年間続けている飲食店でのアルバイト経験を通して、常に視野を広く保つよう心がけるようになりました。お客様に満足して頂くために、常にお客様側の視点で考え接客してきた結果、私が提案したことが店のマニュアルになったり、社員の方に1フロアの采配を任されるようにもなりました。また、ゼミでの議論が白熱しているときなどには、一度、議論から離れ、客観的になることで良い意見を出せることがあるのです。この姿勢は私の強みだと思っています。
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Bさんは自分自身を、「視野を広く、客観的に物事を捉える」ことができる、と分析しています。エピソードとしては、アルバイトとゼミの体験を持ち出していますね。
明るくハキハキして向上心があるけど、一方でその場が盛り上がって白熱している時には、一歩引いてしまうこともある・・・というキャラクターのようです、Bさんは。もしも、Bさんの手のひらが「向上心」であれば、ゼミで議論が白熱していれば、率先して中に入って意見を聞きつつ、自分の意見も言いつつ、臨場感を求めて一歩引いたりはしないでしょう。もちろん、向上心を持っているがゆえに一歩引くケースもあるにはありますが、Bさんはそういうタイプではありません。だって明るくハキハキしているのだから。
明るいタイプの学生が一歩引く行動を起こすかどうかの分岐点。
明るくハキハキしてる子が、一歩引くという状況というのは、持っているプライドに起因する行動なのです、普通は。
あくまで一般論ですが、プライドが高い学生の行動パターンを見ていると、同じ人付き合いであっても、常にリーダーシップを発揮したり、積極的に動いたり、仲間に気を使ったりしている時もあれば、反対に、一歩引いた状態で冷めた姿をさらけ出す時もあります。この2つの行動って両極端。でも同一人物が起こす行動。
この両極端の行動って、何が分岐点になっているか判りますか?
それは、自分が輪の中心にいるか否か?という点なのです。つまりそのコミュニティの中で、自分が主役もしくはそれに準ずる役回りかどうか?そこでイニシアティブが取れるかどうか?という点です。それが分岐点になって、明朗快活な人か、冷めた人か?というキャラが生まれます。この輪の中心にいるかどうかによって行動パターンが変化するのは、プライドの高い学生によく見られます。
指が両極端だと自己PRはグラつく。
Bさんは、僕のように嫌なヤツではないし、彼女のプライドというのは、自分を高めようとする健康的な類のものですが、まあでも、Bさんと話をしていると、状況によって行動パターンが分かれる傾向が見受けられました。実はそれは、彼女が作った自己PRにも表れているのですけれど。
向上心を持ってハキハキ行動したり、一方で冷めた行動をしたり、というパターンがあるので、自己PRで向上心をメインベースにアピールしても、どこかに無理が生じた訳です。自分の行動には間違いないのに、どこかに矛盾を感じてしまう。これって実は、矛盾なんか全くしていないのですが、でも本人的には就活という特殊な状況下にあるため、不安が募る。面接でうまく自分が伝えられない・・・そういうジレンマに陥る訳ですね。
次回、Bさんの手のひらを発表します。
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