◆統合の歴史

三菱銀行が存続会社であるため、設立は大正8年ということになっていますが、ずっと遡れば、10の金融機関がと合併を繰り返してきた歴史を持ちます。
ざっとおさらいしてみましょう。
(銀行名の後のカッコ内は設立年又は合併年です。)
横浜正金銀行(明治13年)→東京銀行(昭和21年)
三菱為換店(明治13年)→三菱銀行(大正8年)
第百国立銀行(明治11年)+川崎銀行(明治13年)→川崎第百銀行(昭和2年)→第百銀行(昭和11年)
三菱銀行+第百銀行→千代田銀行(昭和23年)→三菱銀行(昭和28年)
東京銀行+三菱銀行→東京三菱銀行(平成8年)
第三十四国立銀行(明治11年)→三十四銀行(明治30年)
第百四十八国立銀行(明治12年)→山口銀行(明治31年)
第十三国立銀行(明治10年)→鴻池銀行(明治30年)
三十四銀行+山口銀行+鴻池銀行→三和銀行(昭和8年)
愛知銀行(明治29年)+名古屋銀行(明治15年)+伊藤銀行(明治14年)→東海銀行(昭和16年)
三和銀行+東海銀行→UFJ銀行(平成14年)
東京三菱銀行+UFJ銀行→東京三菱UFJ銀行(平成18年)

◆関係が密な融資先

キリンビール(旧三菱財閥系)、島津製作所(旧島津財閥系)、ノリタケ(旧森村財閥系)、伊勢丹、伊藤園、竹中工務店、本場技研工業、創価学会、高島屋。日立製作所、日本生命、東京エレクトロンなど。

◆ダイバーシティへの取り組み

性別・年齢・国籍・障がいの有無等にかかわらず、従業員全員が能力を発揮し組織に貢献できるような環境づくりを目指す東京三菱UFJ銀行。
平成26年には経済産業省の「ダイバーシティ経営企業100選」に選定されました。
また三菱UFJフィナンシャル・グループとして、経済産業省と東京証券取引所が女性活躍推進に優れた企業を選定する「なでしこ銘柄」に選出されてもいます。
具体的には仕事と家庭の両立のために、育児時短勤務や看護休暇の制度が整い、育児休業の一部有給化、復職後研修などを通じたキャリア支援等も行っています。

◆給与

平均年収は約800万円。平均年齢は38.2歳。(ともに年収ラボより)
やはり銀行業界は、若くして高給取りのイメージですね。

◆まとめ

2013年に人気を博したドラマ「半沢直樹」。
作者の池井戸潤氏がバブル期に旧三菱銀行に入社、勤務されていたことから、ドラマのモデルとなった銀行は、東京三菱UFJ銀行ではないかとの噂がありましたね。
ドラマを見ていましたが、あれはどこまで現実味のあるものなのでしょうか。
気になります。

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