面接は『話し方』で全てが決まる

まず、しっかりと頭に入れて下さい。
 
“面接は『話し方』で全てが決まります”
 

どうせそんなのウソだろ?と思う方もいるかもしれません。
 
しかし、本ライターは大学時代、<飲食店でのアルバイト>しか話せることがありませんでした。
 
そんな私でも日本を代表する企業計25社から内定を頂くことができました。
 
なぜ私は内定を勝ち取ることができたのでしょうか?
 
それは、『面接時に徹底して話し方にこだわったから』です。
 
ハッキリ言って、これさえできれば誰でも内定が取れるようになるでしょう。
 
今回は、そんな『内定を勝ち取るための話し方術』をお伝えします。
 

①聞かれたこと”だけ”に答えろ

①聞かれたこと”だけ”に答えろ

 
これには2つの意味があります。
 
 
①『まずは、聞かれたことにしっかりと答えること』
 
意外と就活生はこれが一番できません。
 
例えば、「なぜあなたはA社を志望しているのですか?」という問いに対して、

「私は、○○に興味があって、将来~~をしたいんです。」という答え。
 
 
全くのナンセンスです。
 
 
「なぜ?」を問われているのですから、「~~だからです。」と答えるのが当然です。
 
上記の例では、
 
「○○に興味があるから、御社を志望しています。」と答えるべきです。
 
 
②聞かれたこと以外は絶対に答えない
 
往々にして学生は面接で<話しすぎ>です。
 
例えば、「どんな困難があったの?」という問いに対して、
 
「~~な困難があって、私はそれに対して○○のように思って、△△を取り組みました。」という答え。
 
 
長いにもほどがあります。
 
 
面接は基本的に会話のキャッチボールです。
 
喋るのは聞かれたこと”だけ”、1~2文程度で良いということを覚えておいてください。
 
 
以上の2つは当然のことのようですが、意外と就活生はできません。
 
「そんなことないだろ~」と思ったそこのあなた、
 
 
あなたも絶対に出来ていません。
 
 
意識して「質問にしっかりと答えること」を徹底してください。

②ラベリングして話せ

②ラベリングして話せ

 
”ラベリング”とは何なのか、ご存知ですか?
 
ラベリングとは文字通り、「番号を振ること」です。
 
番号を振るだけであなたの話し方は劇的に良くなります。
 
 
例えば、「大変だったことに対してあなたはどのように取り組みましたか?」と聞かれたとき、
 
「こう取り組んで~、あとこう取り組んで~、でも結果がでなくて更にこう取り組んで・・・」
 
もう言いたいことは分かりますね。
 
ここでラベリングを使うのです。
 
ラベリングを用いて話すと、以下のようになります。
 
「取り組みは大きく3点あります。まず1点目は~、次に2点目は~、しかしこの2点だけでは結果が出なかったので、更に3点目として~」となります。
 
違いは明らかですよね。
 
この「ラベリング」は数字だけでなく様々なものがあります。
 
例えば、「マクロ視点とミクロ視点があって、まず~」「長期的な取り組みと短期的な取り組みがあって、まず前者は~」「大きく2点、小さく3点あって~」などです。
 
この「ラベリング」は、単に話が分かりやすくなるだけでなく、これだけで『優秀な学生』の免罪符を得ることができます。
 
とある企業の人事談ですが、
 
「番号を振りながら話してくれる学生は、話の内容など聞かずその瞬間に”通過”の判断をしているよ。一発で優秀だと分かるからね」とのことです。
 
『ラベリング』をマスターし、他の学生との差をつけてください。
 

③経験ベースで話せ

③経験ベースで話せ

 
最後は、『自分の経験を基に話すこと』です。
 
これは、ただ単に自分の経験を話せと言っているのではありません。
 
 
『面接官の「なぜ?」に対して自分の “原体験” に基づいて答える』ことで、あなたは二度と面接で落ちることは無くなるでしょう。
 
『原体験』とは何か?以下で説明します。
 
「あなたはなんでそんなにサークルが大変なのに、そんな困難の中でも頑張れるんですか?」
 
「それは、サークルのメンバーが好きで、なんとしても乗り越えたいと思うからです」
 
「なんでそんなに強く乗り越えたいと思えるんですか?」
 
「それは、サークルのメンバーとの思い出が・・・」
 
ナンセンスとは言いませんが、この答えではあなたは「ただのお人よし」に映るでしょう。落ちます。
 
 
そこで、原体験に基づいてこう答えるのです。
 
「なぜなら、私は負けず嫌いな人間だからです。」

「なんで負けず嫌いなんですか?」

「それは小学校時代の原体験があるからです。」

「詳しく教えてください。」

「はい、小学校時代、私はサッカー部で万年補欠でした。そのせいでチーム内でイジメにあったりもしました。しかし、「どうしても卒業までに試合に出たい」と思い6年生の最後の一年間は血反吐を吐くほど練習しました。本当に死ぬほど練習しました。その結果、最後の大会の最後の試合に出場できて、おまけに得点を決めて自チームが勝利したんです。あの時の鳥肌の立つような感覚は本当に忘れません。私は試合に出られなかった6年間の悔しさと、それでも努力した末に掴み取った信じられないほどの喜びを知っています。この経験があったからこそ、今の私は「負けたくない」と強く思うようになりました。」
 
 
これが、「原体験」です。
 
原体験とは、自分の価値観や行動の動機が形成されるに至った、最初の経験のことを指します。
 
例のように小学校時代のこともあれば、中学・高校時代のこともあるかもしれません。
 
よく面接官に「なぜなぜ攻め」にされたと話す学生がいますが、
 
そのなぜなぜ攻めはこの「原体験」を話すことで必ず終了します。
 
面接において、「原体験は」最強の矛であり、最良の盾なのです。
 
 

終わりに

 
いかがだったでしょうか。
 
今回ご紹介したスキルは、知ればそれでよいというものではありません。
 
「身に付けてこそ初めて、意味を成すものなのです。」
 
よって、初めは意識して練習し、次第に無意識にでも出来るようになってください。
 
この3つが無意識に出来るようになったとき、あなたはどの企業のどんな面接でも通過できるようになっているでしょう。 
 

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