面接官は学生の言葉を信用していない?

僕は新卒の時の就活では、「理系だけど管理事務畑に行きたい!」ということをコンセプトに活動したので、業界にも特にこだわりはありませんでした。

ただ、正しい仕事力が習得できる環境を求めていたので、必然的に大きな企業ばかりになりました。そこの面接でも「御社が第一志望です!」なんて言ったことありません。

変な話、自分のニーズと合致していればどこでも良かったから。
 
攻略本には、どこに行っても「第一志望です!」と言うべし!ということが書いてあるものが大半です。

それはそれで間違ってはないのかもしれません。

でも会社というものは、自分の会社を第一志望だと言ってくれる候補者のみ採用する訳ではありません。
 
本当に欲しいと思える人材であれば、たとえ第一志望でないと判っていても採りに行くことは当然あります。むしろその方が多いと思います。
 
どこの会社を受けようが、無理やり第一志望を装ってそれを貫き通すことはそれなりに有意義でもあるでしょう。

でも面接官もプロ。様々な角度から質問していけば、本当に第一志望なのかどうかはすぐに見破ります。

また業界1位で有数の大企業であればともかく、一般的にたくさんある中小企業や名もなきベンチャー企業のことを第一志望だと訴えたところで、「はいそうですか。ありがとうございます!」と信じる面接官なんて皆無です。

面接官は学生の言葉を信用していない?

僕の過去の転職先は第一志望だったか?

僕は転職を今までに数回しています。基本的に僕は、管理部門のスキルを高めていきたいというコンセプトで会社を動いてきました。但し、実際には管理部門の仕事には向いてないとは思っていますけど(笑)。
 
もっとも本音ベースでは、転職する理由は他にもいろいろありました。実際の面接の場では言いにくい(僕は言っちゃいますけどね)ネガティブな理由としては、
 
(1)1社目から2社目の時・・・人間関係(とにかく直の上司が徹底的に嫌いで、反抗ばかりしていたら、別部門に飛ばされそうになった) 

(2)2社目から3社目の時・・・社長に嫌われた(株式公開のための仕組みつくりのやり方が気に入らなかったみたい)

(3)3社目から4社目の時・・・やる仕事がなかった(ベンチャー企業で総務人事のカタチを造ってくれって言われて入社して、いざ手をつけようとすると、上司にあたる取締役が危機感を持ったのか、仕事をやらせてくれなかった)
 
まあ、それから数社経験して今に至ります。

新卒の就活もそうですが、転職というのも結構エネルギーを使います。

でも自分の出来ること、やりたいことを追求していき、同時に会社に貢献することを優先した時、より実現しそうな環境を求めて動くのは仕方ないとも思っています。
 
そんな転職活動の際に、実際に面接を受けた会社のことを第一志望だと思ったことはハッキリ言ってありません。

だから第一志望ですって言ったこともありません。自分が出来ること、やりたいことが出来そうか?

ということを基準に考えるので、業種業界はあまり問わないからです。

僕のプロフィールを見てもらえば分かりますが、あまり一貫性のない動き方をしています。
 

僕の過去の転職先は第一志望だったか?

第一志望ではないから落ちる、ということはない!

でもここで言っておきたいのは、第一志望ではないことが面接官に伝わっても、それは合否に影響しないということです。

会社は第一志望だと思ってくれている人が欲しいのではなく、費用対効果の高い人(学生なら高そうな人)が欲しいのだから。

だからこの人は内定を出しても来ないだろうと分かっていても、あえて内定を出す場合も実際にはあります。
 
第一志望かどうかを聞く質問には、もちろん圧迫面接と呼ばれるような流れに発展する場合も不幸にしてあります。

「第一志望じゃないならウチの面接なんか受ける必要なんかないねえ?」なんてあからさまに言われて言葉に窮することもあるかもしれません。

それでも大半の場合、この質問の意図としては、本当にウチの会社の志望度合いは何番目くらいなのか?ということを確認したい、あとは働くということに対する意欲・熱意を知りたい場合に使われることが多いです。
 
志望する会社がないという場合、何となく時期が来たから、就職して・・・なんて、働くということを受身で考えている人である可能性があります。

こういう人は費用対効果が期待できないし、すぐに辞める可能性が高いのです、傾向値として。
 
第一志望かどうかなんて実はあまり重要性はないので、あまりこのことに意識を向けすぎなくてもいいと思います。

素直な気持ちを伝えても影響しないことも多いし。それより意識しなきゃいけないことは他にたくさんありますからね。
 
 

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