就活のプロが語る

第1回:面接担当者は学生のどこを見ているのか

第1回:面接担当者は学生のどこを見ているのか

はじめまして、この連載を担当させていただくことになりました人材研究所の曽和と申します。
長年の人事経験や、企業の採用コンサルティング経験から、就活学生の皆様に役立つお話ができればと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。
さて、初回は最も学生の皆様によく聞かれる質問である表題の「面接担当者は学生のどこを見ているのか」についてお話したいと思います。

「思っていること」より「やってきたこと」

まず、基本中の基本は、「面接担当者は事実しか信じない」ということです。そのように日々訓練されています。
就活学生がいくら「私の強みはこれです」と抽象的なことを主張したとしても、鵜呑みにすることはありません。

また、会社の文化や価値観に合うかどうかをチェックしたいと思っても、「私の価値観はこれです」と言ったことをそのまま受け止めるわけではありません。
すべて、「やってきたこと」から推測、判断します。
ですから、短い面接の時間を有効に使うために、自分はどんな場面でどんな役割を担い、具体的には何をどれぐらいやってきて、どんな成果を残したのか、というエピソードを語ることを中心にしなければなりません。

多くの人は情報不足で落ちている

 これは簡単なアドバイスですが、実際に模擬面接などをしてみるとほとんどの学生ができていません。
現在、いわゆる大手企業や人気企業と言われているようなところの合格率(内定者÷受験者)は1%前後であることが多いのですが、これだけ狭き門だと、各面接において、「よくわからない」という判断なら不合格になります。

応募者を100分の1にしなければならないのですから当然ですね。
不合格になると「あれを言ったからダメだったのかなぁ」といろいろ考えるものですが、そうではなく「事実」を全然伝えていないから「よくわからない」ので落ちた、つまり情報不足で多くの人は不合格になっているのです。

「やりたいか」より「できそうか」

また、これも多くの学生さんが誤解しているのですが、企業は合否を決めるのに、応募学生が自社の仕事を「どれだけやりたいか」で判断するわけではありません。
自社の仕事が「できそうかどうか」で判断します。それなのに、多くの方は「私は御社の仕事をこれだけやりたいのです」と主張をするのですが、それではあまり刺さりません。

これも対策は同じなのですが、「私はこんな場面で具体的にこんなことをしました(できました)」と事実で示すしかありません。
意欲を示すのではなく(意欲も大事ですし、けしてマイナスではありませんが)、能力を示すのです。
御社の仕事で使えるこんな能力を私は持っていますと主張しなくてはなりません。

「ぼかさない」

このように、面接では学生の皆さんが経験してきた「事実」のみを見ているわけです。
ですから、是非面接で「事実」をどれだけ盛り込めるかに気をつけていただければと思います。

その

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