リクルーター制度ってなに?
リクルーター制度とは、
実際に働いている現場の社員の方が、人事部からの依頼を受け採用の業務を補助することで、初期段階の選考を行う場合が多いです。
この時、多くの企業は、
「リクルーターです。面接をします。」と公言するのではなく、
「OB社員です。会社のこととか教えます。カフェとかで気楽にどうぞ。」と、
実際の面接よりフランクな感じで行います。
6月の選考開始以前に、選考という名目ではなく学生にアプローチしたい
という思いから実施する企業が増えているようです。
実施している企業は?
株式会社ディスコが2014年7月に行った調査では、
2017年度採用に向けて、「リクルーターの導入・育成に注力したい」と回答した企業は2016年度採用の10.3%から14.8%に増加しました。
このデータからも、ますますリクルーター制度の重要度が高まると考えてよさそうです!
また、リクルーター制度は導入している業界は、
図のように、銀行や保険など金融業界で実施する企業が多いようです。
ただ、実際には、リクルーター制度を取り入れていない企業もあるので、
情報収集してみて、なさそうならば切り替えて本選考の準備をしましょう。
どうやったらリクルーターが付くの?
リクルーターがつくのには様々なパターンがあります。
私の場合は、2パターンありましたが、
1つ目は、ゼミの先輩(内定者)から声をかけられたパターンです。
私のゼミは先輩や後輩と合同で行われることが多かったのですが、仲の良い先輩から、
「人事の人から、後輩で良い子いたら声掛けてみてって言われたんだけど、どう?」と、
どストレートにリクルーター面接に声をかけてもらいました(笑)
私の先輩(内定者)がリクルーターとして付くわけではないですが、
面接という繕った姿ではなく普段の活動の中での姿の方が、本来の人格や能力を評価出来るという点で、人事の方も内定者に後輩を推薦するように積極的に呼びかけているようでした。
その後、リクルーター面接を複数回重ねた結果、
本選考では、1,2次面接が免除、いきなり個人面接からスタートさせてもらえました。
もう1つのパターンは、企業が実施しているセミナーに参加し、そこから声をかけてもらったパターンです。
グループディスカッション対策のセミナーに参加したあと、
社員との少人数座談会に特別招待といった旨の連絡が来たり、
もっと理解を深めてほしいとOBを紹介されたりしました。
他にも、
学歴の良い学生は、プレエントリーやエントリーの段階で、
電話がかかってくることもあるようです。
ただ、それは一握りの優秀な学生の場合なので、
それ以外の人は、企業との接点を増やす注力しましょう。
セミナーや説明会で積極的に発言をして目立ったり、OB訪問や座談会などイベントに複数回参加して志望度をアピールしたりすると、リクルーターがつく可能性が高くなりますよ!
いざ!リクルーター面接へ!
リクルーター面接と公言している企業もあれば、
少数座談会や、OB訪問会などと濁している場合もあります。
ただ優先的に案内が来たり、企業からOBを紹介されたりした場合は、
リクルーター面接の可能性が高いです。
なので、
「会社のこと教えてもらえるんだ~」と気を抜いたり、
「リクルーターがついたから内定がもらえるんだ~」と甘んじたりしないように注意しましょう。
具体的な対策は、
①最低限のマナー・敬語に気をつけること
→気楽に、と言われても友達ではないので、
スーツか、私服でもジャケットなどセミフォーマルな服装を心がけましょう。
②企業のHPやパンフレットで基本情報を調べること
→基本情報を調べた上で、気になった点や、
現場社員だからこそ聞けること(1日のスケジュール等)を質問しましょう。
③頑張ったことや志望理由等面接でよく聞かれる質問は簡単に準備しておくこと
→リクルーター面接といえど、選考に変わりありません。本選考で落ちそうな学生や志望度の低い学生は落とされてしまうので、面接同様に準備しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
リクルーターが付かないからといって、その企業に入れないということはないので、心配することはありません。
しかし、リクルーターが付くということは、企業側からの「あなたに興味があります」という意思表示です。
興味を持ってもらえるように積極的にセミナー参加やOB訪問をし、
また、そのチャンスを活かして内定に結びつけられるよう頑張りましょう!
参考:http://www.disc.co.jp/uploads/2014/09/recruiters2015.pdf
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