異文化交流の経験をアピール!

日本は基本的に単一民族国家ですが、諸外国では、1つの国に多様な民族が暮らしていることも当たり前です。そのため、留学をしたという方は、さまざまな言語や文化、思想、習慣に触れていることと思います。
もちろん、異文化交流には楽しい面もありますが、一方では、考え方の違いで外国人と衝突したり、戸惑ったりしたこともあったのではないでしょうか。そのような時は、粘り強くコミュニケーションをとり、なんとか相手のことを理解しようと努力したはずですよね。
こうした経験こそが、まさに、就職活動の際にも大きなアピールポイントとなるのです。
さまざまな価値観を持った人とうまく付き合っていける能力は、あらゆる企業で重宝がられます。どんな仕事でも人間と人間の関わり合いは必ずあるものですし、もっともトラブルに発展しやすいのが、人間関係だからです。
留学中に人間関係で苦労したことはありませんか? それは、いつ、どのような場面で、なにをきっかけに問題が生じたのでしょうか。
また、外国人とよい関係を築けたときの決め手はなんでしたか? どのような考え方をして、相手と心を通わせることができたのでしょうか。
まずは、思い出せる限りのエピソードを紙に書き出してみてください。そして、それを人にうまく伝えられるようにまとめてみるといいでしょう。

画像引用:http://nextstage-coop.com/

異文化交流の経験をアピール!

壁を乗り越えた経験をアピール

外国で生活するということは、なにからなにまで初めての経験になります。加えて、語学能力にも自信がなければ、現地の学校に通っても、まったく授業についていけない……といった問題もあるでしょう。
平和な日本とは違い、スリや盗難も頻繁に起こります。財布やパスポートを盗まれたりすることも珍しくありません。それこそ、苦難の連続なのです。
そのような環境で留学生活をより充実したものに変えられるかどうかは、自分の力にかかっています。トラブルにうまく対処したり、柔軟な解決策で困難を乗り越えたりした経験は、就職活動でアピールできる魅力的なエピソードといえましょう。なぜなら、社会人になれば、想定外の出来事がひっきりなしに起きるからです。そのとき、自分で考えて行動できる人間かどうかは、企業の採用担当者が、もっとも重視していることの1つなのです。
留学中に困ったことはなんでしたか? それを、あなたはどのように解決しましたか? 解決するまでの苦労や努力を思い出してみましょう。
咽元を過ぎればたいしたことのないように感じる出来事でも、当時は大変な思いをしたはずです。是非、1つ1つ丁寧にエピソードを拾いなおしてみてくださいね。

画像引用:http://news.ameba.jp/20130526-303/

壁を乗り越えた経験をアピール

留学で得た「結果」をアピール

留学すれば、誰しも、大なり小なり自分の成長を感じることと思います。分かりやすいところでいえば、語学力でしょう。留学には、「語学力をつける」という大きな目的があるはずですから、この点においては、みなさん努力をされていることと思います。
たとえば、留学前はTOEICが500点台だったのが、留学後は900点近く取れるようになったなど、目に見えて分かるものがあれば、それは就職活動でも充分なアピールポイントになります。そのためには、留学の前後でTOEICを受験しておくことが欠かせません。
加えて、語学力が実践でどれくらい活かせるかを伝えることができれば、いっそう高評価につながります。「海外の取引先とすぐに英語で交渉できる」「英語でプレゼンができる」といったスキルは、ぜひ履歴書に記入すべきですし、面接でもアピールのしどころです。思い切って、面接の場で短いプレゼンを披露するのもアリでしょう。
それほど大きな結果が見つからないように見えても、留学していない人と比較すれば、武器になることがあるはずです。語学力にいまひとつ自信がないというかたは、現地の政治や経済情勢、社会問題などを自分なりに分析し、それに対する意見を面接の場で発表してみるのも手です。留学中に現地の人たちと交わした会話を、「国民の意見」として取り入れながらまとめてみると、面接官も唸るような、興味深い内容になると思いますよ!

画像引用:http://toeic-eigo-blog.com/archives/3979

留学で得た「結果」をアピール

まとめ

留学経験のある学生によく見られるのが、面接での「国際感覚が身についた」「異文化に接して視野が広がった」「コミュニケーション能力が培われた」という、抽象的な表現です。もちろん、これらの内容そのものがアウトというわけではなく、「どのような点で国際感覚が身についたのか」「視野が広がって、なにがどう変わったのか」「どのようなコミュニケーションスキルが得られたのか」という、より具体的な説明が欠けているのが問題なのです。そのためには、現地で経験した体験談を用意しておくことが欠かせません。
上記にご紹介したようなアピールポイントを最大限に活用するためにも、「具体的」であることを忘れないようにしましょう。
面接の際には、こうしたアピールポイントを真面目に披露するだけでなく、少しユーモアを交えて紹介するのもオススメですよ。

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