【即戦力とは何か?】
読んで字の如く、だいたいのイメージはつくかもしれませんが、まずは具体的に”即戦力”とは何なのでしょうか。
就職・就活の場において”即戦力”には、大きく分けて2つの意味があります。
ひとつは、就職する前から専門的な知識や技術に優れており、就職してすぐに会社や企業の戦力として中心的立ち位置で活躍できる能力を持っていることです。
そしてもうひとつは、専門的知識や技術は優れていなくとも、コミュニケーション能力が高く人との交流がスムーズであったり、高い適応能力を持っていることです。
また、自分で瞬時にするべき行動を判断し、会社のために動くことができるというのも”即戦力”のひとつとなります。
前者はわかりやすいですが、後者は面接などでは気づかれにくく、また即戦力と判断してもらえない場合もあります。
では、そんな中で企業が就活生に本当に求めている力とは、いったい何なのでしょうか。
画像引用:http://kokucheese.com/main/tag/%E5%8D%B3%E6%88%A6%…
【社会人基礎力をもとに考える、就活生が求められる力】
経済産業省が提唱している『社会人基礎力』という言葉があります。これは、チームワークやアクション(前に踏み出す力)、シンキング(考え抜く力)の3つの能力から12の要素が構成されており、社会に出て様々な人と関わりながら仕事をしていく上で重要だとされている『基礎的能力』のことです。
会社や企業では、まずこれらが重要だと考えられています。
そして、その中でももっとも比率が高いのが、コミュニケーション能力です。
コミュニケーション能力は、話す力や聞く力などの要素に分けることができます。自分の思いや考えを堂々と話せることも大切ですが、相手の話に耳を傾け、自分と相違した意見や考えでも相手に理解を寄せたり、場の空気を読んだり、相手の心を読み取ることなどもコミュニケーション能力のひとつです。
会社や企業の人事は、これらをOB訪問や面接で判断しています。
とはいえ、面接などで自ら「自分にはコミュニケーション能力がある」とアピールするのはあまり好印象ではありません。コミュニケーション能力の是非は、面接を通して相手側が判断するものであるということを心がけましょう。
コミュニケーション能力のほかにも、就活における重要なポイントとして、“主体性”があります。
自らの考えで行動することができるか、自分の意思や意見をしっかりと持っているかなども、人事は判断のポイントとして見ています。
就職してすぐは教わることばかりで、主体性がなくとも仕事ができてしまうかもしれません。
そういった意味では、即戦力として専門的な知識や技術を有する人が重宝されるのも事実です。
しかし、長年にわたって仕事をすることを考えると、臨機応変に自分がすべきことを判断でき、自ら行動できる人が、即戦力に頼りすぎている人よりも良いはずです。
画像引用:http://www.e-taskal.com/article/13863449.html
【まとめ】
即戦力があって損をするということはありません。
しかし、大事なのは社会人基礎力に代表されるような、ごくごく基本的なことだったりします。
また、それらは普段から養うことが可能です。
就活中の方も、来年以降に就活を控えている方も、ぜひ社会人基礎力を磨きましょう!
参考
http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/ (経済産業省HPより)
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