ポイント①【新規事業をうてる「文化」があるか】
「新しいことにチャレンジできる環境はありますか?」
就活生がそう質問すると大抵の企業はあると答えるそうですが、実際はわかりません。
そこでサイバー人事の方は、新規事業の「立ち上げ数」と「失敗数」という指標で分析できるとおっしゃっていました。
『立ち上げ数』
→
新規事業の立ち上げ数に注目してみてください。
立ち上げ数が多いところは、「新規事業を立ち上げることを容認する文化がある」と思われます。事実、新規事業を『最初から大きな勝負をせず、小さく多く生んでいる』企業にはその文化が根付いているといいます。
新規事業が一発で成功することはあまりないそうで、
「事業は最低でも2回軌道修正できるくらいが良い」という実業家の川鍋一郎さんの言葉を考えても、『最初から大きな勝負をせず、小さく多く生んでいる』企業というのは良い文化があるといえますね!
『失敗数』
→
どれだけ失敗しているかも一つの指標です。
今世界的に失敗を「成功のための経験値」ととらえる考え方が広まってきていて、
「Failcon」という実業家たちが経験した失敗事例を共有する協議会もあります。
10個新しいことをして、成功するのは1個。
しかし企業全体で考えれば、成功経験に基づいてやるよりも、思いっきりやった結果の失敗から学べることの方が収穫が大きいため、踏むべきところでアクセルを踏みきることが、新しいことをする際には大切だとおっしゃっていました。
画像引用:http://japan.thefailcon.com/about.html
ポイント②【「経営資源」がないと飛び込めない】
経営資源の面でみると、「利益(率)」と「技術」という指標で分析できるそうです。
『利益(率)』
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新規事業をポンポン立ち上げるためには、まず「自社資金」がないとはじまりません。
資金援助を受けていては、これから大きくなるものもダメになってしまいます。
そのため、「利益(率)」の高い会社かどうかというのも指標の一つとなります。
『技術』
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優秀なエンジニアが1人いれば、一つ事業は出来るというほど、エンジニアの人数は会社にとって重要だといいます。
新規事業を打ち続けることで勝ち続けているサイバーエージェントは、その半数がエンジニアやデザイナーなのだそうです。
「エンジニアリングの数と質」は成長度におおきな影響を与えるため、経営資源についていえば、「エンジニアの人数比率を見る」事も有効な指標とされます。
画像引用:
http://www.cyberagent.co.jp/recruit/special/career_adtech/sp/workspace/index.html
ポイント③【「制度」が整っていなければ泥沼】
最後に制度についてです。
制度に関していえば、「生み出す仕組み」と「撤退基準の有無」で分析できるそうです。
『生み出す仕組み』
→
サイバーエージェントには、専用のメーリングリストを使って、社員がいつでも新しい事業アイデアを出して上部の人に提案できる「ジギョつく」という制度があります。
コンペのようにすると、プレゼンの上手い人が有利になってしまうため、このような形をとっているのだそう。
このように、どの人にも提案するチャンスが転がっていることで、新しいアイデアが会社に蓄積されていくんですね!
『撤退基準』
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この指標はめちゃめちゃ重要。
この基準がない企業も多く、大抵の場合この見定めが出来ないために、
再起不能の失敗へと繋がるのだそうです。
サイバーエージェントには、「1億円使いきったら撤退、またはプロデューサーを変える」
という明確な基準があります。
「撤退基準がなければ泥沼に陥る」
この有無は大きいようですね。
画像引用:http://www.mdn.co.jp/di/articles/2524/
【まとめ】
いかがでしたでしょうか!
会社の中で新規事業を立ち上げをしてみたいという人は、
【文化×経営資源×制度】を基準に企業選択をすることをオススメします!
飛ぶ鳥を落とす勢いのサイバーエージェント。知れば知るほど魅力的な企業ですね☆
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