サジェスト機能の盲点
企業研究をする際、企業名だけ入れて検索しても雑多な情報が溢れていて、ブラックかどうかは判断しにくくなります。
「企業名 ブラック」や「ブラック企業 2ch」など入れて調べる必要があります。
そのため、多くの就活生や転職希望者は自分の志望企業を「ブラック」の言葉とともに検索します。
つまり希望者が多い人気企業ほど、「ブラック」のキーワードとともに検索されてしまうのです。
サジェストでは多く検索されるワードが表示されるので、こういった企業は名前を入力すると「ブラック」が候補として出てきてしまうことになります。
実際にブラック企業かどうかに関わらず、です。
こういった背景から、予測ワードとして「ブラック」が出てきたからといって、ブラック企業とは限らないのです。
ググルトブラック
このサジェスト機能を利用したおもしろいサイトを見つけました。
ググルトブラック!
http://guguruto.96.lt/black/index.php
このサイトでは、検索ツールで企業名を入力した時に予測ワードとしてブラックが出てくる企業のことを「ググルトブラック」と呼んでいます。
サイト内でも書いてある通り、ググルトブラックだからと言って実際にブラック企業とは限りません。
ただ、このサイトでおもしろいのは「ブラック」という単語だけでなく、
激務、過労死、自殺、リストラ、内定取り消し、残業、パワハラなどの仕事環境系ワード、
詐欺、不正、訴訟、裁判、不祥事、悪徳、横領、逮捕、脱税、粉飾などの事件系ワード、
倒産、上場廃止などの業績系ワードが出てくる企業を表示している所です。
ただ「ブラック」と検索されることは、上記のような理由で多くなることはあります。
しかし「過労死」「悪徳」「倒産」などのワードは、そうそう検索されることはないはずです。
火のないところに煙は立たないと言う通り、これらのワードが出てくる企業は注意が必要かもしれません。
ブラックかどうか見極めるには?
逆に、「ブラック」と検索されていても予測ワードとして出てこないことがあります。
その企業がいろんな事業をしていたり他のことで話題になっていたりして、検索ワードの上位に「ブラック」が上がってきにくい、ということもあり得るのです。
これらのことからわかる通り、予測ワードはブラック企業の判断材料にはなりません。
検索の際によからぬ単語が出てきたからといって、すぐにブラックだと判断するのは早計です。
少し慎重になる必要はありますが、候補から除外するほどのことではなさそうです。
では、どうやったらブラック企業かどうかがわかるのでしょうか。
重要なのは検索した「結果」を見ることです。
検索して出てきた情報の中身をきちんと読み取りましょう。
といっても企業のホームページに悪い情報が載っているわけはないので、その企業に関する「クチコミ」「評判」を探しましょう。
Vokersや転職会議などの転職サイトや2ちゃんねる、Yahoo!知恵袋やOKWaveなどのQ&Aサイトで志望企業の情報を集めてみましょう。
もちろん信憑性は保証できないので、信じるか信じないかはともかく、ひとつの参考にはなるはずです。
ブラック企業かどうかはどうしても気になる部分です。
安直に判断せず、慎重に調べた上で見極めましょう!
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