ベンチャーは即戦力人材だけを求めている?
ベンチャー企業は少人数の精鋭部隊で急成長を目指して躍進している企業が多く、直ぐに活躍できる経験者などの即戦力が求められがちです。
それぞれが独り立ちでき、誰が経営者になってもおかしくないような学歴や専門技術、能力を持つ数名の人が集まって起ち上げたような企業もあり、自分たちと同じレベルの人間を求めることがあるのは事実です。
また、少人数で運営をしている企業がほとんどのため、新卒を入れたくても育てる人材が不足していることや、研修や人材育成に
時間がかけられないといった環境の問題から、直ぐに現場に対応できる即戦力を求めるケースも少なくありません。
もっとも、業種や事業の内容によっては学生の新しい感覚やアイディアを採り入れたいという企業もありますし、成長して余裕が出てきた企業の中には若手を採りたいと考える企業も出てきます。狭き門とはいえ入社する道はあるのです。
実力勝負の世界でいかに気に入られるか?
ベンチャーは実力勝負の世界なので、就活のうえでは自分をどうアピールし、面白いやつだ、うちの会社で使えそうだと気に入られるかがポイントになります。
少人数で先輩社員や経営者とタッグを組んで仕事をすることで、ダイレクトに指導を受けることも多いため、先輩社員や経営者などとの相性が検討されることもあります。
どんな経営者なのか、どんな先輩がいるのかは面接まで分からないことも多いですが、可能な限り事前に情報を収集しておきましょう。
ホームページや就活サイトなどを見て、経営者のメッセージやインタビューを読み、先輩社員の声などを確認して、どのような考えを持っているのか、どのような仕事をする人たちなのか、どのような人材が求められているのかを考え、気に入られることを目指しましょう。
ベンチャーは負け組なのか?
新卒でベンチャーを選ぶなんて、他の企業に受からなかったからではないかと友人から思われるのではないか、親や親戚に大丈夫なのかと心配されるのではないかと不安になる方もいるかもしれません。
もっとも、今を時めく人気企業のIT企業なども、最初は数人から始めたベンチャー企業ばかりです。
自分の力を年齢や経験に関わらず発揮でき、成長に貢献できれば、やがては一流企業の最年少取締役といった道も夢ではありませんので、負け組などと思わないことです。
大手企業に行けば人生が安泰などということは決してありません。
とにかく成長を求める人にとってはベンチャー企業は素晴らしい環境なのかもしれませんね。
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